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【個人事業主】車の買い方について

個人事業主の自動車の買い方についてアドバイスをお願いいたします。

自動車を購入する際に皆さん予算を立てられると思いますが、個人事業主として自動車を使用していれば、当然、車両の減価償却費を経費として算入することができるので、サラリーマンの方が自動車を購入なさる場合とでは予算の立て方を異なるものにしてもよいと思うのです。

例えば、年収600~800万円ほどの一般的な家庭の場合、新車を購入し7,8年乗り続けるとした場合、300~400万円ほどの予算を立てられるのが普通(これ以外の場合ももちろんありますが)と思います。これに対して、同じような財務状況にある個人事業主であれば、減価償却費を経費として計上することができることを考えれば、もう少し上の金額、500~600万円の自動車を購入しても、実質的には300~400万円の自動車をサラリーマンの方が購入した場合と変わらないのでは、と考えたわけでございます。つまり、減価償却費として計上できる費用の分だけ税金がかからなくなる(つまり国の補助金を受けたのと同じ)わけですから、その分、少し高い車を買うことができるのではないか、ということです。ただ、計算をどうすれば良いのかよく分かりません。

この考えが妥当かどうかを税理士の先生に教えていただきたく、質問いたしました。私の所得税率が30%(実際は、23%になることが多いです)という前提で、8年間新車を使用するとした場合のシミュレーションをご教示いただけますよう、お願いいたします。

もう少し具体的にお話ししますと、狙っている車は600万円のもので、これを8年間使用した場合、1年で75万円となりますので、自分の心の内の予算である年50万円(8年間で400万円)を大幅に超えてしまうのです。減価償却費計上により税負担が減るのであれば、もう少し予算を上げてもいいのではないかなと考えております。よろしくお願いいたします。言葉足らずで説明が分かりづらいようでしたら補足致します。

税理士の回答

事業用の車両として、100%減価償却ができるのであれば、所得税23%+住民税10%=33%の税金が節税になります。
乗用車の法定耐用年数は、6年になります。
6年間で、総額600万円×33%=1,980,000円の節税になります。

なお、事業所得が、290万円を超える場合には、事業税5%が課税されます。事業税も考慮すると、
6年間で、総額600万円×(33%+5%=38%)=2,280,000円の節税になります。


山中先生、非常にわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。
2,280,000円の節税分を考慮して購入する車両の価格を決めたいと思います。

本投稿は、2018年12月09日 19時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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