税理士ドットコム - [減価償却]農業用水路のコンクリートによる補強工事の処理について - 土のままで何もなかった場所にコンクリートで水路...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 減価償却
  4. 農業用水路のコンクリートによる補強工事の処理について

農業用水路のコンクリートによる補強工事の処理について

お世話になります。
先祖代々の土地を運送会社のトラック置き場として賃貸借しています。年間賃料収入は90万円ほどで個人事業主として毎年確定申告をしています。

土地は道路との間に深さ1.5m幅2mほどの農業用水路があり、その水路の壁面が現在は土のままになっておりトラックの往来により徐々に崩れてくる可能性があるため、賃借人の運送会社から補強工事の依頼がありました。
工事業者に見積もりをとったところ総額85万円(税抜)ほどの工事代金がかかるとのことでした。

家族はこの工事費用は一括で修繕費で処理してもよいと主張していますが、土のままで何もなかった場所にコンクリートで水路を補強するのであれば、通常の維持管理の範囲内とは考え難く耐久性が向上していることから資本的支出となり、固定資産計上(構築物)で毎年の確定申告で減価償却費を計上するのが適切なのではと私は考えています。

こうした場合でも修繕費で一括で処理しても差し支えないのでしょうか?
もし固定資産計上の場合は、構築物のため償却方法は定額法、コンクリート造の「岸壁、さん橋、防壁(爆発物用のものを除く。)、堤防、防波堤、トンネル、上水道及び水そう」に該当し耐用年数は30年でしょうか?

以上よろしくお願い申し上げます。

税理士の回答

 土のままで何もなかった場所にコンクリートで水路を補強するとのことですので、通常の維持管理をした場合にくらべて、価値が向上し、使用可能期間も延長していると考えられることから、修繕費として処理をするのは難しく、資本的支出として処理するのが適切だと思います。
 また、おっしゃる通り、構築物として定額法で償却し、耐用年数は30年となります。

本投稿は、2019年11月01日 22時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

減価償却に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

減価償却に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,586
直近30日 相談数
724
直近30日 税理士回答数
1,478