リノベ後中古マンションの減価償却の考え方
個人事業主として、中古マンションを購入予定です。
具体的には、築20年のSRCで、2年前に1000万円をかけてリノベーベーションしております。この物件を5000万円で購入したいと考えています。
その場合の減価償却の考え方を教えて頂けますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
1.自己の居住用の場合
必要経費となる減価償却費はありません。
2.投資(賃貸)用又は100%事業使用の場合
リノベーションの有無は関係なく購入価額+仲介手数料等の購入に要した費用が取得価額です。
業者からの購入であれば契約書に消費税が明記されていますので、消費税額×11が建物、購入価額-建物が土地になります。
仲介手数料等の購入に要した費用は、上記の建物と土地の比率で按分して購入価額に加算します。
中古資産の簡便法による法定耐用年数は、(47年×12月-経過月数)+経過月数×0.2=年換算し小数点未満切捨て
算出した法定耐用年数の定額法で建物の減価償却費を計算します。
土地の減価償却費はありません。
3.自己の居住用の一部を事業に使用する場合
2.の減価償却費×事業に使用した面積など合理的な事業供用割合が必要経費計上額です。
大晦日のお休みのところ、ご回答いただきありがとうございました。大変参考になりました。
本投稿は、2020年12月31日 20時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。