税理士ドットコム - [勘定科目]事業主勘定などによる会計の仕訳について - > ①事業用口座から事業資金用として(例えば会社に...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 勘定科目
  4. 事業主勘定などによる会計の仕訳について

事業主勘定などによる会計の仕訳について

今年から個人事業主として従業員数1名で仕事をしています。
勉強不足で申し訳ありませんが、事業主勘定などにおける下記の3つについてご相談させてください。(タイトルと相談内容に相違がある場合は申し訳ありません。)

①事業用口座から事業資金用として(例えば会社に関わる書籍やソフトを購入するために)引き出しをした際は、借方は「購入したものにより勘定分け」、貸方は「現金」で良いのでしょうか。
また、引き出した金額よりも購入金額が少なく、差額が生まれた場合には余った引き出し額は、通帳上と相違がないように事業用口座に戻した方がいいのでしょうか。

②ガソリン代を個人用口座から引出した現金で支払いをした場合は、借方は「車両費」で貸方は「事業主貸」で良いのでしょうか。

③事業用口座から事業主の給与(生活費)として引き出したお金の用途は、通帳上に記載が残るので、仕訳などで明確にしておいた方が良いのでしょうか?
何に対する引出し金額かどうかだけ仕訳で記入して(生活費や給与ということがわかれば)、引き出した金額自体をどう使用したか(例えば食費に使ったとか)は経費とは無関係なので必要ないのでしょうか。

また、現在は引き出してから個人用口座に振り分けたり、その場で使ったりとしているのですが、口座間でやり取りした方が良いといったことは特にはないのでしょうか。

細かくて申し訳ないのですが、仕訳をしながら疑問に思ってしまい
こちらで相談させてください。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答よろしくお願いします。

税理士の回答

①事業用口座から事業資金用として(例えば会社に関わる書籍やソフトを購入するために)引き出しをした際は、借方は「購入したものにより勘定分け」、貸方は「現金」で良いのでしょうか。


引き出した時
現金***預金***

購入した時
図書費***現金***

また、引き出した金額よりも購入金額が少なく、差額が生まれた場合には余った引き出し額は、通帳上と相違がないように事業用口座に戻した方がいいのでしょうか。


戻さないでよい。


②ガソリン代を個人用口座から引出した現金で支払いをした場合は、借方は「車両費」で貸方は「事業主貸」で良いのでしょうか。


車両費***事業主借***

③事業用口座から事業主の給与(生活費)として引き出したお金の用途は、通帳上に記載が残るので、仕訳などで明確にしておいた方が良いのでしょうか?


明確が良い

事業主***預金***


何に対する引出し金額かどうかだけ仕訳で記入して(生活費や給与ということがわかれば)、引き出した金額自体をどう使用したか(例えば食費に使ったとか)は経費とは無関係なので必要ないのでしょうか。


多く出した時
現金***預金***

生活費***現金***


また、現在は引き出してから個人用口座に振り分けたり、その場で使ったりとしているのですが、口座間でやり取りした方が良いといったことは特にはないのでしょうか。


特にない

現金***預金***

個人用口座に移した

事業主貸***現金***



(回答)
1 事業用口座に戻す必要はないと考えます。
  ご質問の場合の仕訳は、次のとおり
  (出金時)   現金100/預金100(事業用口座から事業用現金へ振替)
  (支出時)新聞図書費80/現金80(事業用口座から必要経費として支出)
  以上により、預金残高が-100、現金残高が+20(+100-80)
  となり、預金と現金の合計残高は-80(-100+20)となりますので、特に問題はないと考えます。

2 個人用口座から出金してガソリン代を支出した場合の仕訳は、次のとおり
  (出金時)非事業用口座からの出金のため、仕訳なし
  (支出時)車両費10/事業主借10(生活費からの借りたので「事業主借」になります)
  ※車両が事業専用でない場合は、家事按分が必要です。
   (支出時) 車両費8/事業主借8
        事業主貸2/(生活費として貸したので「事業主貸」になります)

3 事業用口座から出金して一部生活費とした場合の仕訳は、次のとおり
  (出金時)      現金800/預金800
  (生活費に振替時)事業主貸500/現金500(事業用現金の一部を生活費として貸したので「事業主貸」になります)

以上になりますが、補足説明等が必要であれば、またお問い合わせください。

お二人ともお忙しい中ご回答いただきありがとうございました。
お礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。

本投稿は、2023年07月18日 11時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

勘定科目に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

勘定科目に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,730
直近30日 相談数
754
直近30日 税理士回答数
1,546