印税について
現在、個人活動をしており(開業届は出していません)、漫画を発売する予定でございます。
その際、漫画家様に印税を支払うとお伝えしたのですが、私自身が個人活動なので印税を支払うときに漫画家様宛に書類の用意が必要かどうか、
販売数に応じて〇%を支払うとき消費税や源泉徴収の記載が必要か、
また私自身が確定申告するときはどうすればいいのかご教授いただければ幸いです。
税理士の回答

個人で活動されており、漫画家の方に印税を支払う際の手続きや税務処理についてご説明いたします。
1. 漫画家への印税支払い時の書類準備
印税を支払う際には、以下の書類を準備することが一般的です。
- 契約書: 印税率や支払い条件を明記した契約書を作成し、双方で署名・押印します。
- 支払明細書: 支払金額、源泉徴収税額、消費税額などの内訳を記載した明細書を作成し、漫画家の方に交付します。
2. 印税支払い時の消費税と源泉徴収
- 消費税: 漫画家が課税事業者である場合、印税には消費税が含まれます。そのため、支払う印税額に消費税相当額を上乗せして支払う必要があります。
- 源泉徴収: 印税や原稿料は源泉徴収の対象となります。支払う際に、100万円以下の部分については10.21%、100万円を超える部分については20.42%の税率で源泉徴収を行い、差し引いた金額を支払います。
3. ご自身の確定申告について
個人事業主として活動されている場合、年間の所得が48万円を超えると確定申告が必要です。
- 収入の計上: 漫画の販売による収入やその他の事業収入を正確に記録します。
- 経費の計上: 印税支払いなど、事業に関連する経費を適切に計上します。
- 源泉徴収税の納付: 源泉徴収した税額は、原則として翌月10日までに税務署に納付します。
- 消費税: 課税売上高が1,000万円を超える場合、消費税の申告・納付が必要となります。
詳細にお答えくださりありがとうございます。
もう2点お伺いさせてくださいませ。
・個人事業主になりますが、源泉徴収はこちらで納付の対応が必要になるのでしょうか?
お相手様が対応していただきたいのですが、それは可能でしょうか。
・書類について、契約書は交わしておらずメール文面にて印税率や支払い条件を記載して承諾をいただいておりますが、問題ないでしょうか。
また、支払明細書は必ず用意しなければいけないものでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
本投稿は、2024年11月14日 19時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。