出向先法人での出向者退職給与負担の仕訳につきまして
出向元へ退職金引当金分として毎月同じ額をお支払いすることになりました。
私は出向者の出向先で経理をしております。会計処理につきまして、ご教授いただけますと幸いです。
仕訳としては 退職給与引当金繰入/退職給与引当金
支払時 退職給与引当金/普通預金
上記の仕訳で良いのでしょうか。また、退職給与引当金の繰入額は、法人税法上、損金の額に算入されないとありますが、
出向者に関しては、1 あらかじめ定めた負担区分に基づいて定期的に支出していること。
2 その支出する金額が、出向期間に対応する退職金の負担額として合理的に計算された金額であること。がクリアされていれば、事業年度の損金に算入されるとあり、
その場合でも上記の科目を使用して良いのでしょうか。
何卒よろしくおねがいいたします。
税理士の回答
退職給与(現在は給付)引当金は数理計算で求めるもので、出向者の退職給付引当金は出向元が計算すべきものですし、あくまで負担金ですから、貴社において出向者の退職給付引当金を計上するのはおかしいと思います。
単純に、出向者退職金負担金等の適当な科目を借方に設定し、出向元に支払う時に(借方)出向者退職金負担金等/(貸方)現金預金と仕訳処理し、これがご記載の1、2に適合すれば支出時に貴社の損金になるということです。
前田靖先生 ご教授いただきましてありがとうございます。とてもご丁寧な回答をいただきまして、感謝いたします。教えていただきました科目を設定いたしまして、支払時に仕訳処理をしたいと思います。この度はありがとうございました。
本投稿は、2022年04月15日 11時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。