財務上の運転資金の意味と、実務上の使い方について
先生方、何卒よろしくお願いいたします。
会計初心者で運転資金というものの考え方がわからないので要点をご解説いただけましたら幸いです。
Q1:運転資金の計算式は、
「運転資金 = 売上債権+棚卸資産 - 仕入債務」
と表現されますが、イメージとすれば要は粗利ベースのキャッシュフローがわかるのが運転資金ということでしょうか?
Q2:ただ、本当に必要な資金(営業利益ベース)であれば、
「必要資金 =(売上債権+棚卸資産+現預金) - (仕入債務+諸経費(人件費や地代家賃など)」
という式で実際の現預金の残高や支払に必要な人件費や地代家賃、広告宣伝費などの否原価性経費も式に入れないと本当に必要なキャッシュはわからないように思うのですが、なぜ世間一般で言われるような運転資金は「運転資金 = 売上債権+棚卸資産 - 仕入債務」この式になっているのでしょうか?
Q3:もしくは「(今月の売上見込み+棚卸資産) - (今月の原価見込み+今月の販管費見込み)」この式で必要キャッシュが「+ or -」かを見て、不足分があったら現預金で足りるかどうか?足りなければ借り入れが必要だ。みたいな見方でも十分なような気がするのですが、実務上の資金繰りを見ていく上でこの式に不備はありますでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

あくまで個人的見解であり、誤っているかもれませんが回答します。
財務分析で言うところの「運転資金」は、貸借対照表の分析から導出されるものなので、財務分析上、期末時点で必要と考えられる「運転資金」ということであり、フロー概念であるキャッシュフローとは、全く別物だと考えられます。
財務分析上の「運転資金」は、企業会部の関係者が、企業を分析する際のあくまで目安的なものであり、本当のキャッシュフローはキャッシュフロー計算書を見ないとわかららない、というこだと思います。
実務上、資金繰りを見たければ、おっしゃるうよに資金繰り表を作成して、見ていくのが一般的だと考えます。
資金繰り表では、売上債権の発生および回収、仕入債務の発生および回収を加味して作成すするのがよいかと思います。
本投稿は、2022年10月17日 05時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。