年末の棚卸しまで売れ残っている在庫の経費について
年末の棚卸しまで売れ残っている在庫についてです。
売れ残ったものはその年の経費にすることができないのはわかったのですが、翌年売れれば翌年の経費にすることができますか?またできる場合はどう記帳すればよいのでしょうか?
税理士の回答
税理士の及川と申します。
よろしくお願いいたします。
売れ残ったものはその年の経費にすることができず、翌年売れれば翌年の経費にすることができます。
記帳方法は(借方)商品/(貸方)期末棚卸高 となります。
青色申告決算書では商品は貸借対照表の棚卸資産の欄、期末棚卸高は損益計算書の⑤の欄に入ります。
収支内訳書で期末棚卸高は⑧の欄に入ります。
翌年は(貸方)期首棚卸高/(借方)商品 となります。
青色申告決算書では期首棚卸高は損益計算書の②の欄に入ります。
収支内訳書では期首棚卸高は⑤の欄に入ります。
以上です。
お返事ありがとうございます。
年内に仕入れたものは年内に売り切らないと税金的に損をすると聞いたのですが、
そういったことはありますか?
てどういう意味なのでしょうか?
現在在庫になっているものの仕入れ値が100円で、これを120円で売れば20円利益が増えるため、その分税金は増えるわけです。
もしその商品の相場が下がっていて90円でしか売れないならば10円の損が出るためその分税金は減ります。
それだけの話なので「在庫」にすると税金的に損ということありません。
資金的には仕入れ代金100円を払っているのに、その分は売れた年度にならないと経費にならないため、仕入れた年度には仕入れた現金だけが出ていき、税金には反映されませんが、売れた年度には現金の支払いがなくても100円が経費になるわけですから、トータルでいえば損得はないはずですが・・・。
本投稿は、2017年10月20日 10時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。