適格請求書、立替金清算書について教えてください
インボイス制度のことで2つほど相談させてください。
■当社から発行する適格請求書の取引年月日について
毎月、処理料を定額で請求書しているのですが、
今までは、「○月分 処理費 300,000円 税込330,000」と記載した請求書を発行していました。
納品書や日々の明細一覧などは発行していません。
今後も定額での請求なのですが、
適格請求書に必要な項目として「取引年月日」とありますので
以下のような、処理が発生した日時、数量などの明細が必要になりますでしょうか?
「○月分」という記載ではなく日ごとの
10/1 処理数量 2000・
10/2 処理数量 3000
10/3 処理数量 1000
という明細が必要でしょうか
定額請求なら今まで通り「〇月分」だけの記載でいいのでしょうか?
■立替金清算書について
取引先から当社宛てに10月に届く請求書が、9月分の利用料という請求書があります。
10月に経費を計上します。
そのうちの一部を立替金として10月に他社に請求するのですが、
内容が9月であればまだ立替金清算書の発行は不要でよいでしょうか?
内容が9月分であっても10月に発行するものは立替金清算書が必要になりますか?
回答のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

土師弘之
適格請求書について、定額請求であれば、今まで通り「〇月分」だけの記載で問題ありません(金額がこれ以上細分できないと考えられますので)。
「立替金精算書」は、基本的にはインボイス制度に係わらず必要ですが、これまでは請求書のマイナス項目として取り扱ってきたので、インボイス制度導入後は、適格請求書とは別に作成しないと、適格請求書要件を満たさないことになりました。
上記の方法を採っているのであれば、10月分の適格請求書に立替払い分を記載することはできませんので、内容が9月分であっても10月に発行するのであれば立替金精算書が必要になると考えられます。
本投稿は、2023年10月22日 22時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。