個人所有自動車の法人使用時の経費処理について
一人社長の合同会社を設立しました。
業務として以下の2つの目的で自動車を使います。
・通常の移動、運搬目的
・自動車を用いた業務上必要な実験(走行しない場合もある)
新しく自動車を購入せず自家用車を会社に無償貸与することを考えています。
そのため、自動車使用貸借契約書を用意し、
「自動車にかかる各諸経費は、事業供用度合に応じて法人がこれを負担する」
「法人の都合により支出するものは全額法人が負担する」
という内容の文言を入れるつもりです。
このような準備をすれば、
質問1
以下の5つについて法人の経費にできるでしょうか
(A)自動車の整備費
(B)自動車の税金
(C)自動車保険
(D)月極駐車場代
(E)日常的なガソリン、有料道路代
(F)業務目的での使用が明らかなガソリン、有料道路代
質問2
(A)~(E)について経費にできる場合、具体的な法人・個人の配分割合を使用貸借契約書に事前に明記しておく必要はあるでしょうか?
質問3
(C)、(D)の契約は個人名義のままでも問題ないでしょうか?
質問4
(A)~(F)の費用は、一般的な経費と同じく、個人で立て替えてから経費精算しても構わないでしょうか?
質問5
例えば、法人7:個人3で配分する場合、10,000円の領収書が手元にあったら具体的にどのような会計処理をすればよいのでしょうか?
領収書の額面は10,000円でも帳簿上は7,000円として経費計上するだけでよいのでしょうか?
10,000円を個人で立替支払った場合は、経費清算で全額ではなく7,000円を個人に払い戻すことになりますが、個人としての領収書の発行が必要になるのでしょうか?
税理士の回答

質問1
以下の5つについて法人の経費にできるでしょうか
(A)自動車の整備費・・・使用頻度に応じて個人から法人に請求。
(B)自動車の税金・・・こじんへのせいきゅうでしょうから個人の負担でしょう。
(C)自動車保険・・・個人での契約なら、個人の負担。
(D)月極駐車場代・・・契約がどこかで、個人なら、使用分を個人から法人へ請求。
(E)日常的なガソリン、有料道路代・・・個人のものは請求できない。
(F)業務目的での使用が明らかなガソリン、有料道路代・・・個人から法人へ請求。
質問2
(A)~(E)について経費にできる場合、具体的な法人・個人の配分割合を使用貸借契約書に事前に明記しておく必要はあるでしょうか?
無償ですので、回答は上記記載。
質問3
(C)、(D)の契約は個人名義のままでも問題ないでしょうか?
問題があるので、個人から法人へ請求。上記記載。
質問4
(A)~(F)の費用は、一般的な経費と同じく、個人で立て替えてから経費精算しても構わないでしょうか?
上記記載。
質問5
例えば、法人7:個人3で配分する場合、10,000円の領収書が手元にあったら具体的にどのような会計処理をすればよいのでしょうか?
上記記載。個人から使用割合、使用距離で請求。
領収書の額面は10,000円でも帳簿上は7,000円として経費計上するだけでよいのでしょうか?
上記記載。法人と個人は、別人格です。きちんと請求書を作成。
10,000円を個人で立替支払った場合は、経費清算で全額ではなく7,000円を個人に払い戻すことになりますが、個人としての領収書の発行が必要になるのでしょうか?
上記記載。
本投稿は、2024年07月25日 20時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。