認定利息の求め方
会社から代表者に貸し付けをしており、平均調達金利で認定利息を計算します。
例えばなのですが、
X1年度に100万円を貸し付け、平均調達金利が2%
X2年度に100万円を貸し付け、平均調達金利が2.8%だとすると、
X2年度の決算において認定利息を計算する際、
①X1年度分は2%で計算、X2年度分は2.8%で別個で計算するのか、
②200万円を2.8%として計算するのか、
③それとも任意でどちらでもいいのか?
もし①のやり方しか認められず、その後X3年度で仮に100万円を返済し、決算において認定利息を計算する際は、
①2%の金利で計算するのか、②2.8%の金利で計算するのか、③それとも任意でどちらでもいいのか
細かいことではあるのですが教えていただけますでしょうか。
税理士の回答

認定利息の計算については、各年度ごとの貸付金に対する適用金利で個別に計算します。したがって、質問に対する基本的な結論は以下の通りです。
1. X2年度における認定利息の計算
①の方法で計算
X1年度に100万円を貸し付けた部分には平均調達金利2%を適用し、X2年度に新たに貸し付けた100万円には平均調達金利2.8%を適用します。この方法が良いと思われます。
2. X3年度における返済があった場合の認定利息の計算
X1年度の金利2%で計算した元金から100万円を返済したと仮定します。この場合、元金のうち2%の金利が適用される部分から返済分を減少させ、その後の貸付金残高に対応する認定利息を計算します。もし返済がX2年度の元金に適用された場合は、2.8%の金利を適用した元金から減額されることになります。
各年度の平均調達金利に基づいて個別に計算する方針が妥当と考えました。
ご回答ありがとうございました。
1.の方はよくわかりました。
2.の方ですが、
返済をX1年度の元金に適用するか、X2年度の元金に適用するかはこちらの任意でよろしいということでしょうか?

返済をどの年度の元金に適用するかについては、基本的には会社の方針や契約内容に基づいて決定されることが多いです。特定の法律による厳格な規定があるわけではないため、返済の順序は契約書に明記されていることが重要です。もし契約書に明確な記載がない場合は、財務政策や会計上の都合に応じて、どちらの年度の元金に適用するかを選ぶことができます。
本投稿は、2024年11月21日 10時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。