吸収合併した時の仕訳について
A社とB社で吸収合併を考えています。
A社が存続会社、B社が消滅会社です。
前提として、合併のだいぶ前からA社はB社に対して1,000万円のお金を貸しており、B社はこれを全額未返済の状態です。
借りたお金はB社の事業で全て使ってしまっており、B社の貸借対照表は負債1,000万円、純資産▲1,000万円という状態です。(資産なし)
この状態で合併した場合、次の仕訳で正しいでしょうか?
合併の対価はありません。
・A社(存続会社)でする仕訳
(借方)のれん(貸方)借入金 1,000万円
↓
(借方)借入金(貸方)貸付金 1,000万円
・B社(消滅会社)でする仕訳
(借方)借入金(貸方)雑収入 1,000万円
※B社の繰越欠損金をA社へ引継ぎ
なお、ご回答に関係あるかどうか分かりませんが、A社とB社の株主は同一人物です(個人)
税理士の回答

純資産がマイナスで債務超過がある場合は、借方に、のれんを計上するのではなく、その他利益剰余金にマイナスとして計上します。
ご回答頂きありがとうございます。
つまり、吸収合併という形をとる場合、A社が貸していて戻ってこないお金1,000万円は、未来永劫A社の損金にはできないという事ですね?

吸収合併という形をとる場合、A社が貸していて戻ってこないお金1,000万円は、未来永劫A社の損金にはできないという事ですね?
↓
借入金と貸付金は相殺になります。
本投稿は、2025年01月09日 14時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。