従業員負担の忘年会の会費について(仕訳・消費税の取り扱い)
会社で忘年会をする際、従業員から会費を回収しています。
従業員から回収する会費の仕訳・消費税の取り扱いについて悩んでいます。
会社からお店へ支払う際の仕訳は次のように計上しています。
なお、お店はインボイスの登録事業者です。
厚生費/普通預金 200,000円(10%課税仕入)
従業員から回収する会費は次のどの①~④のどの仕訳が良いのでしょうか?
①現金/厚生費 100,000円(10%課税仕入)
②現金/厚生費 100,000円(不課税)
③現金/雑収入 100,000円(10%課税売上)
④現金/雑収入 100,000円(不課税)
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

①が良いのではないかと思われます。
厚生費として処理すべき金額は、忘年会費の会社負担の純額であり、そうである以上、最初の仕訳で過大に計上された厚生費の金額を、①の仕訳で修正する必要があると考えられるからです。
唐澤 様
ありがとうございます。
厚生費で処理したいと思います。
1点ご教授いただきたいのですが、
厚生費のマイナスで処理する場合は、帳簿の記載は下記の通りで良いのでしょうか?
取引先名:忘年会を行ったお店
摘要 :忘年会の会費(従業員回収分)
従業員から回収した会費は、給与から天引きとなっているため、請求書等がありません。
取引先名を忘年会を行ったお店にすると、お店からもらった領収書の金額(消費税)が帳簿と一致しなくなるため気になりました。
ご教授いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

あまりすっきりしないのであれば、従業員負担分を支払いと同時に起票してしまうのがわかりやすいと思います。
①支払い時
(借方)厚生費 200,000 (貸方)普通預金 200,000←インボイスとと一致
(借方)未収入金 100,000 (貸方)厚生費 100,000
取引先:忘年会を行ったお店
摘要:忘年会費従業員負担分控除@××円×〇〇名
②給与天引き時
(借方)給料手当 ××× (貸方)普通預金 ×××
(貸方)預り金 ×××
(貸方)未収入金 100,000
結果的にインボイスと厚生費の金額は一致しなくなりますが、消費税の仕入税額控除が少なくなるだけなので、税務署は何も言いません。
唐澤 様
とても分かりやすい、ご回答ありがとうございます。
スッキリしました。
こちらの仕訳で処理を進めたいと思います。
ありがとうございます。
本投稿は、2025年04月16日 22時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。