税理士利用のメリットについて
小さい会社を経営している者です。業種はシステム開発です。
現在2期目で、1期目は1名(下名のみ)、2期目の途中で1名雇用しました。
来年の5月から3期目を迎えますが、順調に行けば、更に2~3名雇用する予定です。
1期目は経理や年末調整、決算処理全てを自分で行いました。
2期目も自分で行う予定です。
3期目は売上が年3千万円を超える見込みのため、もし税理士を雇うとなると相場で年50万円以上かかるようです。
3期目はまだ消費税が免除で難度が今までとあまり変わらないため、自力でやれそうな気がします。
ただし、報酬を払っても、それと同等以上のメリットが得られるのであれば、税理士に依頼することも視野に入れています。
正直、どのタイミングで税理士に依頼するかで非常に悩んでいます。
税理士が具体的にどのようなことをやってくれるかも、よくわかっておりません。
(ネットの知識くらいはありますが・・・)
弊社レベルの会社が税理士を使うメリットと具体的な業務内容について、ご教示ください。
税理士の回答
税の専門家である税理士に相談されたら良いと考えます。
費用対効果はあると考えます。

会社の経営を行う上で、自分の会社のお金の流れを把握することは非常に重要だと思います。会社のお金の流れを把握するためには日々の取引を記録する必要があります。会社の経営者は全ての取引を把握し、会社の状況を常に把握すべきだと思います(会社規模が大きくなると全て一人では無理ですが・・)。会社の取引・お金の流れは全て税理士に任せて自分は知らないというのは間違っています。従って会社の経営者は可能な限り、日々の記帳、決算書の作成、申告書の作成にも関与すべきだと思います。
上記のことを前提に税理士に依頼するメリットを記載させて頂きます。
➀日々の記帳、決算書の作成、税務申告の代理や書類の作成のアウトソーシング
税理士等に依頼することによって記帳等の作成にかかる時間を本業に回すことができます。当社は訪問看護及び訪問介護に特化したサービスを提供していますが、記帳・決算書の作成、申告書作成に割く時間をご利用者様の訪問等に回すことができるならば、収益も向上します。申告書を作成するために人を新たに雇う場合よりはアウトソーシングする方がコストが抑えられる可能性があります。アウトソーシングにかかるコストとその時間を本業に回すことによるメリットを比較して頂き、メリットの方が多いと判断する場合はアウトソーシングも選択肢として考えても良いと思います。
②税務相談(税務顧問)
税務相談に関してですが、税務上問題となるような取引(海外取引や金融取引、組織再編、不動産の売買など)を頻繁に行っている場合を除き、税務相談を行うようなケースは小規模の会社ではないように思います。特に相談等がない場合は多額の顧問料を毎月払うのはかえって経営を圧迫します。但し、なにかあった時の為に相談できる相手を身近に置くために顧問料を払うのは良いと思います。何か問題が生じたときに色々な専門家とつながっていることはメリットと考えられるかもしれません。例えば法務面の問題ができた場合、顧問税理士の繋がりで弁護士の紹介を行うことができるケースもあると思います。将来何か起きた時の為の保険に、顧問料を毎月支払うかどうかだと思います。
本投稿は、2019年02月11日 17時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。