研究開発費の「損金処理」とは、どのように帳簿記載するのでしょうか
数年後の起業を目ざしている者です。簿記に関して全くの素人です
研究開発費のうち製品製造に係るものは経費とすると知りましたが「直接、
製造に使わなかった材料の費用は損金」という言葉が出てきましたが具体的に
どのように帳簿記載するのでしょう
また「直接、製造に使うつもりで購入したが結局、使わなかった材料」も
これと同じと考えてよろしいでしょうか
素人な質問でお手数おかけします
税理士の回答
「研究開発費等に係る会計基準」によれば、研究とは「新しい知識の発見を目的とした計画的な調査及び探求」であり、開発とは「新しい製品・サービス・生産方法についての計画若しくは設計又は既存の製品等を著しく改良するための計画若しくは設計として、研究の成果その他の知識を具体化すること」と定義されます。研究開発段階とは一般にお店で売られている製品を開発する段階で、まだその製品の形が決まっていない状態の段階です。その段階で発生した費用は会計基準上は全て発生時に費用処理(原則、一般管理費)として処理します。
下記のような仕訳になります。
研究開発費××/現預金××
研究開発に使用するために、原材料等を購入してきて、まだ研究開発に使用していない場合は例えば下記のような仕訳になると思います。
貯蔵品××/現預金××
研究開発使用時
研究開発費××/貯蔵品××
上原様
丁寧なご回答ありがとうございます。
材料を買ってきて、すぐ使う場合は少なく開発において少しづつ使うので「貯蔵品」という科目が
適していると思います。材料を仕入れてきてその場は「貯蔵品」と仕訳け、研究開発に使った時、製品の
経費として使った時、貯蔵品から振り分ければいいのですね。たいへんシックリします。
今回はありがとうございました
本投稿は、2019年03月15日 12時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







