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個人事業主のクレジットカード等に付随するポイントの使用について

私は個人事業主で、事業用のクレジットカード(事業用口座から引き落とし)と、プライベート用のクレジットカード(プライベート用口座から引き落とし)を持っています。
用途によって分けて使っていますが、付与されるポイントの使用方法については規定がないようなので、一番問題のない扱い方を教えていただきたいです。

①事業にのみ使うものを事業用のクレジットカードで購入した際に付与されたポイントを、プライベートで使用しても良いでしょうか?

②事業にのみ使うものを事業用のクレジットカードで購入する際に、プライベートで使用しているポイントカードも提示した場合(ポイントの二重取り)、このポイントカード側に付与されたポイントをプライベートで使用しても良いでしょうか?

③事業とプライベートの両方で使うものを購入するときは、事業用のクレジットカードを使って、あとで按分しています。
この時に付与されたポイントをすべて事業に使用する、もしくはすべてプライベートで使用しても良いでしょうか?
それともポイントも分けるべきでしょうか?

④プライベートにのみ使うものを、★事業用のクレジットカードについているプリペイド型電子マネー(プライベートのお金でチャージしたもの)で支払ったり、☆事業用のクレジットカードを(ポイントをつけるためだけに)提示してプライベートの現金で支払ったりした際に付与されたポイントを、事業用に使用しても良いでしょうか?

上記それぞれの回答と、仕訳が必要であれば教えていただきたいです。
質問の答えが不可の場合は、正しい使用方法と仕訳をお願いします。

事業とプライベートのどちらで付与されたポイントなのかは調べればわかりますが、使用する際は古いものからになるので、どの時のポイントを何に使用するかは指定できません。
ですので、それぞれの合計ポイントを把握した上で分けて使用することしかありません。
中には期間限定ポイントもあり計算が大変ですので、分けなくて良いのであればそれにこしたことはありません。
例えば事業で貯まったポイントはすべてプライベートで使用しても良くて、仕訳も不要であれば一番わかりやすいです。
ただそれが横領のようになると困ります。
反対のパターンも楽ですが、雑収入?の申告漏れのようになると困ります。
必要な仕訳はもちろんします。
ただ難しいので、わかりやすい方法を取りたいです。

ズバリ個人事業主はどのポイントもプライベートで使っても良いよと言い切れないのは承知していますが、白黒ハッキリしたい私に、どなたかこうしなさいとアドバイスをお願い致します。

税理士の回答

必要経費で付いたポイントを、生活用品の購入の際に意図的にポイントに充てるというのは必要経費額の計上額が適切ではないと言われる可能性はあります。
仕訳や経理処理の簡便化のためお勧めするやり方は、ポイントがたまっている場合は、そのカードで購入する際はその都度必ず溜まっているポイント全額充当するようにしておくことです。
こうすれば「意図的に」ポイントを生活費に充てているという状況は防げます。
仕訳はポイント控除後の支払額でもってすればよく、ポイントに頭を煩わせることもありません。

なお、たまには充当を忘れることもあるでしょうが、その場合は次の購入で充当すればよいです。

ご回答ありがとうございます。
勧めていただいた方法は、事業で貯まったポイントかプライベートで貯まったポイントかを問わず、事業の買い物もプライベートの買い物も毎回貯まっているポイントを全部使えば、故意ではないと見せることができるということでしょうか?
それは貯まったポイント数を正確に分けて正確に使用する必要はないけれど、すべてをどちらかだけに使用するのは無理があるよということですよね?
結局この方法もどう判断されるかすごく曖昧そうですね。

プライベートは購入頻度は多いですが額が小さいので貯まるポイントはごくわずかで、事業は購入頻度は少ないですが額が大きいので貯まるポイントはすごく大きいです。
毎回全てのポイントを使用するとして、ほとんどが事業で貯まったポイントなのに、ほとんどをプライベートで使用することになります。
それも全て充当しても余るほど貯まっているので、ひたすら購入頻度の高いプライベートで使用する形になります。
あまりに不平等ですが、これでも故意ではないと見せられるでしょうか?

申し訳ありませんが、できれば①②③④は微妙に違う質問ですので、それぞれに対して細かく回答していただきたいです。
例えば②の場合、事業用の買い物時にプライベートで使用するポイントカードはそもそも提示しない、もしくは提示してもそれは事業用の買い物で貯まったものだから、その分は次回の事業用の買い物時に使用すること、のような感じでお願いします。

やはりポイントの扱いにハッキリとしたルールはないようなので、この際グレーゾーンではなくて、面倒でも完全にホワイトな方法も知っておきたいです。
よろしくお願いします。

100%問題ない仕訳方法を当方思い当たりません。
他の先生でご回答できる方いらっしゃればよろしくお願いいたします。

ポイントは購入時に値引きとして認識し、ポイント相当を経費からマイナスしてはいかがでしょう?例えば100円の買い物をされて1ポイントついたなら
(経費)99円  /(未払金)100円
(事業主貸)1円
といった仕訳にします。あとのポイントは自由に利用されて、事業用の買い物に使用しても経費に計上しないこととすれば課税上はホワイトになると考えます。

みなさん、ご回答いただきありがとうございます。
酒屋先生にお尋ねします。
そちらの仕訳はどういった場合でしょうか?
質問①②③④すべてには当てはまりませんよね。
通常、購入時に値引きとする場合は、
経費99/未払金99
としますよね?
そこを未払金100、事業主貸1とすることによって、1ポイントをプライベートで使うことができるということであっていますか?
でもこの仕訳は経費の額を少なくしただけで、減るお金は元の額ですよね?
そのうち1円をプライベートにあげたというような感じでしょうか???

ちなみに、
①の場合はプライベートに使用しない
②の場合はプライベートのポイントカードは提示しない
③の場合は貯まったポイントも家事按分する率で分けて使用する
④の場合はプライベートのお買い物に事業用カードについているプライベートのお金でチャージした電子マネーを使用したり、事業用カードを提示してポイントをもらったりしない
この方法をとれば全てホワイトになると想像はつきますが、すでに①②③④の方法で買い物をしてしまっています。
①と③のホワイトになる方法はポイントのついた経緯を調べれば今からでもできますが、②と④で既にもらってしまったポイントの扱いがわかりません。

何度も申し訳ありませんが、一度、一番初めの質問①②③④それぞれに対して、ホワイトかグレーかブラックかを一言で教えてほしいです。
その上でホワイトになる方法があればその方法と、仕訳を1つ1つお願いします。

上記仕訳は、①と③の場合になります。意味合いとしてはご理解されている通りです。

①グレー
②ホワイト
③事業で使用→ホワイト
 プライベートで使用→グレー
④ホワイト
と考えますので、②と④で既にもらってしまったポイントは特に処理不要でよろしいのではないでしょうか

①③のグレーをホワイトにするには、先にあげた仕訳のように経費を少なく計上すれば問題ないと考えます

承知致しました。
そのように致します。
ご丁寧にご回答いただき、どうもありがとうございました。

本投稿は、2019年06月18日 13時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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