修繕費か資本的支出か。
不動産経営をしています。
今回3件の取替をしました。
これは修繕費か資本的支出かどちらになりますか?
①汚水桝の取替 21万円
②自動ドアのモーター他部品 50万円
③エレベーターの液晶に関する部品交換 35万円
よろしくお願い致します。
税理士の回答

毛満勝彦
その支出により、価値が上がるものや、耐用年数が伸びるものについては、資本的支出に該当します。
例えば、③の液晶なども、前のものより良いものであれば、資本的支出に該当することになります。
項目だけでは、どちらに該当するかの判断は難しいです。
以下、国税庁のサイトになります。
ご参考になればと思います。
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/07/07_08.htm
ご回答ありがとうございます。
では①から③の全てにおいて、以前のものより価値が上がったら、資本的支出という考え方で間違えないでしょうか?
また以前ののものより価値が上がったかどうかの判断がつかない場合はどうしたらよいのでしょうか?

毛満勝彦
資本的支出の場合は、減価償却の対象になります。
減価償却の方法については、下記サイトをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2107.htm
判断基準は沢山ありますが、
資産の価値増加とは、部品等の取り換えを機に、高品質なものに換えた、とか、グレードアップさせた、ということになります。
同じものへの取り替えは修繕になり、
別のものになれば、資本的支出となると思います。
判定は微妙な場合が多いですので、
顧問税理士さんにご相談されることをお勧めします。
本投稿は、2016年06月21日 21時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。