交通ICカードの履歴が無い場合の考え方について
2019年開業で個人事業主として、来年はじめて青色申告をします。
交通手段として交通ICカードを利用していますが、7月以前のICの履歴がありません。
この場合はどのように計上すべきでしょうか。
以下は補足となります。
1〜6月は事業用交通費、個人用交通費、私物の購入(お茶程度)として利用。
7月以降は事業用交通費、個人用交通費のみに利用しています。
事業用交通費として利用した分は全て手書きのメモがあります。
個人用交通費および私物の購入についてはメモはありません。
税理士の回答

事業用交通費として利用した分の手書きのメモに基づいて「交通費精算書」を作成すれば大丈夫です。一般的なフォームには、日付、行先・出張先、用件、利用区間、金額などを記載するケースが多いです。
以上、誤解なきようご理解ください。
ご回答ありがとうございます!
重ねての質問で申し訳ないのですが、この場合のICカードの記帳の振り分けがわからずに悩んでいます。以自分なりに以下の方法を考えましたが、問題はありませんか?
1案 入金時は「仮払い金」としておいて、業務用に使った分を「旅費交通費」として個別記載、個人用に使った分(交通費、物販)をまとめて「事業主貸」とする
2案 入金時は「事業主貸」としておいて、業務用に使った分を「事業主借」で個別記載にしておく(この場合は個人用は記載しなくても大丈夫ですか?)
ご指摘や、他に良い方法があればアドバイス頂けると助かります。

1案にしろ、2案にしろ、質問者様が自分でキチンと考えられることが素晴らしいですね。
結論から申しますと、どちらの方法でもOKです。ポイントは、業務用と個人用とを明確に区分して、その業務用の旅費交通費について必要事項をキチンと記帳できているか否かになります。
若干の解説をしますと
1案は、ICカード残額と経理上の「仮払金」の残額が常に一致するという意味で非常にわかりやすい方法です。これができるのならこの方法がベストです。(常日頃から個人用部分も管理することは重要です。)
2案は、簡便な方法としてよく使われる方法です。ただ、この方法はICカード残額が経理上は意味のないものになりますので、ポイントとしては業務用部分をキチンと管理しないと、時間の経過とともに失念や個人用部分との混乱が発生します。また、個人用部分の管理も疎かになりがちになります。
以上、誤解なきようご理解ください。
本投稿は、2019年12月19日 10時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。