切手を安く仕入れて使用したの経理処理について
商品発送用に切手を、額面の90%の価格で仕入れたとします。その場合、経理処理はどのようにすれば良いのでしょうか?また、実際にその切手を商品発送に使用した際の経理処理についても教えてください。
税理士の回答
東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
切手の経理方法は2通りあります。
①購入時に貯蔵品として処理し、使用するごとに、通信費/貯蔵品、と仕訳する方法
②購入時に、一括して通信費として処理する方法。ただし、継続適用が要件で、おおよそ購入=使用となる場合のみが対象です。
一枚ずつ管理する必要があるのであれば、①の方法です。
120円切手を90%で100枚購入したら、108円×100枚=10,800円ですが、1枚使用するごとに、通信費108/貯蔵品108、と仕訳します。
②の方法の場合は、購入時に、通信費10,800/現金10,800と仕訳して、発送の際は処理しません。
以上よろしくお願い致します。
ご回答ありがとうございます。商品発送に切手を使う場合、「通信費」ではなくて、「荷造運賃」としなくてもよいのでしょうか?また、②の方法の場合、実際は定価より安く購入しているので、購入時の仕訳として、通信費(荷造運賃)12,000/現金10,800、雑収入1,200としても良いのでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。科目は、会社が自由に決めて構いませんので、荷造運賃でも通信費でも構いませんが、自社の郵送物と、商品の発送、それぞれのコストを分かりやすくするためには、ご質問の通り荷造運賃を使用した方がよろしいかと存じます。
また、雑収入を計上する方法を、採用している会社はあります。ただし、値引きであって収入ではありません。したがって間違いとはいえませんが、どちらかといえば、②の方法が適切と考えます。
ご回答ありがとうございます。やはり、経理には、正解が複数あるのですね。勉強になります。
本投稿は、2017年01月08日 21時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。