受注生産型企業の決算予想算出
弊社は、受注生産型のメーカーです(生産部門はほとんどファブレス化しております。)直接員(設計者)と一般(営業・総務・経理・調達)に区分され、間接員は
おりませんので、間接労務費は計上されておりません。
今期決算予想を作成するため、2月、3月の収益予想を下記の手順で行いました。
営業の作成した個別製作番号毎の売上とその原価(直接労務費は積算計算され計上済)にて売上総利益を算出。
直接員・一般の人件費と販売管理費の予想を出し、上記より減額し営業利益算出。
この中で、設計者は製作番号以外の仕事(見積作業等)が20%あるので、その工賃の計上が必要であるという意見が有ります。
経理初心者の為、それが正しいのか、正しいとしたらどのように算出するのかが不明です。
ご教示頂けますでしょうか。
税理士の回答
基本的には、対外的に説明できる範囲で、自社のポリシーに沿った形で計算/継続運用していただければ宜しいかと思います。
「設計者の方のコストのうち、一部が原価としての性質があるので、その一定割合を何らかの基準で算出し、それを残りの80%と分けて処理する」
というのはおかしな話ではないと思います。
詳しい状況が判明していないのでコメントが難しいですが、設計者のコストの20%を原価と定義するのであれば、それを何らかのロジックで原価計算の枠組みの中で処理することになるものと思います。
あと、一般論ですが、設計員のコストは原価としての性質が強いので、その全額を製造にかかるコストとするケースが多いと思料いたします。
ご教示、有難うございました。お礼が遅くなり、申し訳ございません。
設計者は、作業時間を製作番号毎に算出し日報として提出しておりますので、今後はそれ以外の業務時間も記入してもらうようにします。
又、今回は営業利益予想算出の為、便宜上設計者の人件費を販管費に加えて減算しましたが、今後製造 原価に加算するように致します。
本投稿は、2021年02月24日 13時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。