自治会の会計年度と事業年度の相違について
本年度、自治会の監査担当で前年度は会計担当です。
会計担当時に気付いた「会計年度と事業年度の相違」についての問題点です。
本会では現状、事業年度を4月1日から翌年3月31日とし、会計年度を2月1日から翌年1月31日としていることが分かりました。
ちなみに会則には会計年度、4月1日始まり翌年3月31日までとすると記載あり。
このままでは、監査に支障をきたす旨を伝えたが、会長いわく、理由を聞いても一致させない要因は分からないらしく、これまで何も不自由がないから現状維持との回答です。
そこで詳しく、「活動報告に記載されているが、会計事務が行われていない」また「活動報告に記載なしだが、会計事務が行われている」という矛盾点と事業計画案が毎年、未作成であることもあげ、改善策を示した。
そして会則に従い事業年度、会計年度を合わせるため、既に会計事務が2月から始まっていることを考慮し、令和3年2月Ⅰ日から翌年Ⅰ月3Ⅰ日まで決算し、令和4年2月Ⅰ日から3月31日で決算し、次年度は、令和4年4月1日から翌年3月31日に戻しましょうと会員に提案。
すると「役所から助成金もちゃんと出ている」「役所から間違っているなどと指摘されたこともない」と反論。
このままでは、本当に監査ができなくなってしまいます。
監査の意味合いもよく分からない人が多いのが実状です。
今後、どう運営改善をすればよいのか、いろいろな意見を聞きたいと思い投稿しました。
税理士の回答

会則で会計年度が4月1日から3月31日までと定められている以上、現在の状態は違法状態であり、それを是正する貴殿の提案が最も正しい提案であると考えます。
ただ、上記の手続きは煩雑であることが反論の原因のような気もするので、事業年度も会計年度も2月1日から1月31日の現状に合わせるような会則変更を提案する、というのも一つの選択肢であるとは思います。
いずれにせよ、違法状態は是正すべき、ということを強調して伝えるのが大切だと思います。
「事業年度」と「会計年度」を別々ではないことを強調し、今後、説明と会則に細かく記すという提案をしてみたいと思います。
ありがとうございました。
本投稿は、2021年11月25日 14時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。