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青色申告 事業とプライベート混合口座の期首期末残高は合わせる必要ありますか?

2021年10月に個人事業主開業と青色申告申請提出しました。。

①メイン口座は事業とプライベート混ざっており某会計ソフトで入力しましたが期首期末が合いません。(事業用のみ入力済、家事用分は未入力)
期首期末残高合わないまま青色確定申告提出して問題ないでしょうか?無事に65万控除されるのでしょうか?
もしくは期首期末残高は事業・プライベート用混合の場合でも、事業借主で家事消費分を仕分入力して(たくさんあります)期末残高を合わせるべきでしょうか?

②期首の通帳残高の入力は1/1か開業日10/1どちらがよいでしょうか?経費として落としたいため現時点では1/1残高を入力しています。この認識でよろしいでしょうか?


税理士の回答

①預金の期首および期末残が、合わないと、適正な帳簿とみなされなくなってしまうので、必ず合わせる必要があります。

生活費など、事業に関係のない出金は、

(借方)事業主貸 ××× (貸方)普通預金 ×××

事業に関係のない入金は、

(借方)普通預金 ××× (貸方)事業主借 ×××

であわせる必要があります。


②個人的には、開業日に合わせたほうがよいかと思います。

経費について、開業費にあたるものだけ、

(借方)開業費 ××× (貸方)事業主借 ×××

と仕訳することになると考えます。

初めまして。かしこまりました。ご教授ありがとうございます!とても勉強になりました。
さらに質問がございます。

①通帳に合わせて普通預金・事業主借 仕分けを行い、事業借主から支払った経費の仕分けを行うようにしてみます。ありがとうございます。

②頂いたお言葉の通り開業日に合わせようと思います。そうしますと、開業前に支払ったセミナー費は開業日前の日付で仕分を起こすという認識でよろしいでしょうか?さらに、開業前と開業後とではセミナー費の科目は変わってくるのでしょうか?

③そうなりますと、開業日を期首残高にする場合、それ以前の開業費の仕分けはどうすればよろしいでしょうか?
この場合、期首残高は通帳とどのように合わせればよろしいのでしょうか?マイナス計上するイメージが出てきまして、よく分からず混乱しています。

①たとえば、自宅兼事務所の家賃などを口座から支払った場合、必要経費にできる金額とできない金額にわかれます。(金額を按分する必要があります。)

例えば、家賃が150,000円で、そのうち経費にできる部分が50,000円とすると、

(借方)地代家賃 150,000 (貸方)普通預金 150,000

として預金残高を合わせたうえで、

(借方)事業主貸 100,000 (貸方)地代家賃 100,000

と処理して、地代家賃の金額を合わせることになります。


②10月1日の開業日で最初の回答の②の仕訳を計上すればよいです。

開業後のセミナー費用は例えば「広告宣伝費」などが考えられます。

③最初の回答の②の仕訳は、普通預金を通していないので、普通預金に影響を与えません。また、10月1日で仕訳をすれば問題ないと思うので、普通預金の期首残高だけ、通帳と合わせればよいことになります。

かしこまりました。仕訳例まで本当にありがとうございます。とても助かりました。丁寧に分かりやすくご教授下さり、心から感謝しております!モヤモヤしていた謎が解けました。ありがとうございました!

さらに質問がございます。

①プライベート用・事業用混合口座に、開業日前にすでに振込入金(1,000円)がありました。期首残高にすでに売上が含まれている場合、売上仕訳はどうすればよろしいのでしょうか?アドバイス頂いたように仕訳してみましたが、私の以下の認識でよろしいでしょうか?

(借方)普通預金 1,000 (貸方)雑所得  1,000
(借方)雑所得  1,000 (貸方)事業主貸 1,000

②また同様に、プライベート用・事業用混合口座から、開業前にセミナー費を10,000円クレジット引き落とし済の場合、仕訳はどうすればよろしいでしょうか?こちらも自分で考えて仕訳してみましたが、以下の認識でよろしいでしょうか?

(借方)広告宣伝費 10,000 (貸方)普通預金 10,000
(借方)事業主貸  10,000 (貸方)広告宣伝費 10,000

③簿記の知識がほぼない自分の素朴な疑問です。
 上記仕訳で合っていた場合、これらの仕訳は新たに入出金があるように思えて仕方がありません。会計ソフト上では再び売上が追加されて、支払いも再び支払いがあるような気がします。通帳残高と一致するか心配しています。実際は開業前に振込と引き落としが済んでおり、イメージがうまく出来ない状況です。再び混乱しており、よくわかりません。どんなイメージをするとよろしいでしょうか?

①開業日前の売上は、

10月1日
(借方)事業主貸 1,000 (貸方)売上高 1,000

と処理すればよいかと思います。普通預金は動かさないようにすることです。

②セミナー費用は、開業費に該当するので、

(借方)開業費 10,000 (貸方)事業主借 10,000

とすればよいかと思います。ここでも普通預金は動かしません。


③上の①②で書いたように、開業日前の取引については、普通預金を動かさず記帳すればよいことになります。

開業日以降は、普通預金を、通帳のとおりに記帳していけばよいです。

開業日から帳簿を付け始めているからです。

お礼を申し上げるのが遅くなり大変申し訳ございませんでした。
いつもありがとうございます!ご教授ありがとうございます!
かしこまりました!目から鱗で勉強になりましたし、とても安心しました。ずっと誰に聞いていいか分からず不安でしたが、とても親切にアドバイス下さりとても嬉しく感謝しています。早速頂いたアドバイスをお手本に実行致します。こちら都合ばかりで大変恐縮ではございますが、また分からないことが出てきた際には、相談させて頂ければ幸いです。ありがとうございました。宜しくお願い致します。

本投稿は、2022年02月15日 22時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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