子供が扶養から外れる際の増税額
お世話になります。
現在、19才の子供がいます。
バイトをしながら専門学校に通い、今年度の年収が103万を超えそうです。
そして、親である私が増えるであろう税金額を教えていただきたいと思います。
正社員、年収▪620万
そして、その増税のタイミングはいつからになるのでしょうか?
12月の年末調整か終わり、年明け1月分の給料より増税になるのでしょうか?
よろしくお願い致します。
税理士の回答

米森まつ美
19歳のお子様の場合「特定扶養親族」に該当しますので、扶養控除額は63万円になります。
貴方の年中が620万円とのことですが、他の控除額が不明ですのでおそらくあなたの税率は10%であった可能性があります。
そこで
630,000円×10%×102.1%(復興特別所得税)=64,323円 ∴64,300円
少なくとも年税額は増加すると思われます。
扶養の判断はその年(暦年)の合計所得金額で判断されます。
給与所得の場合、給与所得控除額が55万円あるため、いわゆる年収103万円が目安と言われているゆえんとなっています。
お子様が、給与収入が103万円(合計所得金額48万円)を超える見込みになり扶養から外れることとなった場合、会社に「扶養控除異動申告書」を提出することで、提出された月(給与計算によっては翌月)から、お子様を扶養から外したところで所得税の源泉徴収が行われ、かつ、年末調整において扶養を外したところで年税額の清算を行うことになります。
なお、お子様の定額減税分(3万円)は年末調整で清算されますので、年末調整による徴収分が増加すると思われます。
住民税は、前年の所得と扶養で計算されますので、今年度の増加はありません。
なお、住民税の「特定扶養」の控除額は45万円となり、税率は10%となりますので、前年より4万5千円納税額が増加すると思われます。

矢野修平
所得税計算情報が少ないので目安ですが、
(ローン控除や医療費控除、その他の控除がほぼない前提)
おそらく所得税12.6万円
住民税で4.5万円増税になります。
増税時期は所得税、住民税ともに令和6年分からになります。
住民税の徴収は令和7年6月~(令和6年分の徴収)になります。
お二人共に早いタイミングでのご回答ありがとうございます。
扶養がなくなることで税が増えることは承知していたのですが『いつ、どのくらい』がわかっていませんでした。
お金に関わることなので、しっかりとした数字を知っておきたったので今回相談させていただきました。
今回ベストアンサーについては、最初に御回答いただいた先生にさせていただきました。
ありがとうございました。

米森まつ美
ベストアンサーをありがとうございます。
なお、税率10%としましたのは
給与収入620万円の場合、給与所得金額は4,520,000円となりますので。
社会保険料控除 50万円位 + 配偶者控除38万円 + 基礎控除48万円 = 所得控除額 136万円 と見積もり
4,520,000円 - 1,360,000円 = 3,160,000円(課税所得金額)
課税所得金額が「195万円超 330万円以下」の場合 税率は10%になります
この課税所得金額が 「330万円超」となった場合、税率は20%となり、20%ですと矢野先生の見積額が近くなります。
昨年の源泉徴収票を確認され
源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」から「所得控除額の合計額-63万円」を控除した金額(課税所得金額)が、いくらになるかにより税率が変わりますので参考にされてはいかがでしょうか。
ちょうど課税所得金額が330万円位で境目の方の場合、お子様の扶養が外れたことで10%だったのが20%となったケースもありますので、念のためお伝えいたします。
本投稿は、2024年06月27日 14時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。