接待に伴う交通費の取り扱いについて
お世話になっております。
接待に伴う交通費の取り扱いについて相談です。
取引先と接待を行う場合に客先ないしは接待先までに生じた交通費は往路復路のいずれも交際費として取り扱いを行っております。
ただ取引先と商談を行い、その後その取引先と接待を行った場合は客先へ向かった交通費および帰宅時にかかった交通費のいずれにおいても交際費として処理する必要があるのでしょうか?
租税特別措置法第61条の4第6項の項目には「交際費等とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するものとされています。」
との記載ですが本相談のような場合の交通費の取り扱いについて実務判断が難しく、伺う次第です。
お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

竹中公剛
ただ取引先と商談を行い、その後その取引先と接待を行った場合は客先へ向かった交通費および帰宅時にかかった交通費のいずれにおいても交際費として処理する必要があるのでしょうか?
商談にかかった費用と接待にかかった費用で按分ください。
深く考えると、商談について、通常は、それぞれが交通費の負担を行います。
それについてこちらがもつこと自体が、
接待、供応、
になるように思います。すべてが接待費交際費のように考えます。
ご回答くださいましてありがとうございました。
ご回答を拝読しまして恐縮ですが追加での確認となります。
「商談にかかった費用と接待にかかった費用で按分」とのことですが、
往路:旅費交通費
復路:交際費
との判断が適切との理解でよろしいでしょうか?
仮に会社や出張先から商談先の交通費は通常の出張旅費で処理し帰社する場合にその費用は旅費交通費で処理するかと思います。
一方で接待後に帰宅する場合は接待を行った場所から直帰したこととなりますので、接待が無ければ帰社していたと考えられるため、復路の交通費は交際費となる、との理解になりました。
それとも「すべてが接待費交際費」とのことから商談・その後の接待にて発生した旅費交通費はいずれも交際費としての処理が適切とのことでしょうか?
お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

竹中公剛
仮に会社や出張先から商談先の交通費は通常の出張旅費で処理し帰社する場合にその費用は旅費交通費で処理するかと思います。
一方で接待後に帰宅する場合は接待を行った場所から直帰したこととなりますので、接待が無ければ帰社していたと考えられるため、復路の交通費は交際費となる、との理解になりました。
そのように会社規定に記載ください。
それとも「すべてが接待費交際費」とのことから商談・その後の接待にて発生した旅費交通費はいずれも交際費としての処理が適切とのことでしょうか?
でも、通常商談後の接待についても、事前に会社に相談があるのが通常です。そう考えれば、セットでのことになり、すべてが交際費にも考えられると思います。
また、接待しながら商談もしますよね。
ご回答くださいましてありがとうございました。
それでは同様の事例が生じましたらすべての交通費は接待費用として取り扱いしたいと思います。
下記のご回答、大変参考になりました。
「通常商談後の接待についても、事前に会社に相談があるのが通常です。そう考えれば、セットでのことになり、すべてが交際費にも考えられると思います。
また、接待しながら商談もしますよね。」
以上、よろしくお願いいたします。
本投稿は、2024年06月12日 13時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。