売上からコミッションとの相殺について
取引先との契約は売上の5%はコミッションとして支払われますが、売上からコミッション分を差し引いてクライアントに振り込みする予定です。
ただし、売上の中に、消費税8%と10%の商品両方含まれており、質問したいのは、
1.コミッションの計算方法は、消費税率関係なく、税抜金額の売上から5%のコミッションを算出して正しいでしょうか?
2.上記計算正しければ、このコミッションの消費税率は10%でしょうか?
3.売上と相殺する際に、税込(消費税率8%と10%)の売上から、税込(消費税率10%)コミッションを引いて、出た金額が実際の振り込み金額である計算は正しいでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
コミッションの計算方法について
消費税率に関わらず、通常コミッションの率は税込金額ではなく税抜金額に対して計算されます。したがって、税抜金額の売上から5%のコミッションを算出する方法は正しいと思われます。
コミッションの消費税率について
コミッションは、役務の提供に対する対価ですので、消費税が課されます。そのため、現在の標準税率である10%が適用されるのが一般的です。税務上は、コミッションを課税対象とし、10%の税率を適用することが求められることになります。
売上とコミッションの相殺について
税込の売上金額から、税込のコミッション金額を引く方法は、実際の振り込み金額を計算する際に使用されるものとして正しい処理です。売上に含まれる消費税率が異なる場合でも、全体として税込金額でコミッションを控除して、振り込み金額を算出するのが適切です。
本投稿は、2024年09月25日 08時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。