海外から商品を輸入時に代行業者が立替えた消費税について
商品を中国から輸入するさいに代行業者Aに委託しています。
通関業務については乙仲業者Bが代行業者Aと契約しているため、
・通関料
・海上輸送費
・国内配送料
・船社諸掛
・立替消費税
上記費用はBからAに一旦請求の上、Aから弊社に手数料含む請求書が届き支払いというフローになります。
このさい、Aから弊社に届く請求書には手数料だけでなく、B社が請求した費用に対しても消費税が請求されています。
これでは消費税を2重で支払っているようで腑に落ちないのですが、こちらは税務処理的に正しいのかお聞かせいただけますでしょうか。
税理士の回答

米津良治
ご相談者様のお考えの通りです。
一般的には、立て替えた税金に更に消費税をかけて請求するということはありません。A社さまの請求書に事務誤りがある可能性もありますのでお問い合わせをしてみることをお勧めいたします。
早々のご確認とご返信感謝申し上げます。
正確にはA社から弊社への請求に
・代行手数料100,000円(仮の金額)+税
・輸入手続き費用100,000円(乙中業者からA社への請求金額と同じ)+税
上記それぞれに別途消費税が請求されております。
この内、輸入手続き費用については100,000円ちょうどを支払えば良いという認識で合っておりますでしょうか。
A社の顧問税理士の先生が、国内取引であれば立替金についても消費税の課税対象だと仰っているらしくこちらでお聞きしております次第です。

米津良治
請求書そのものを拝見しないと何とも申し上げづらいですが、立替金に消費税をのせるというは普通しないと思います。A社さまの顧問税理士さんがそのように言っているとのことですが、何か伝達ミスがあったのでは?と思うところです。
ただし、あくまで民間の商取引ですので、消費税を乗せるのがあり得ないとか、法律違反とまでは言えないと思います。少し話が逸れますが、原価には利益をのせて、消費税をかけて請求するのが正常です。A社さまが輸入手続き費用を原価的な位置付けで捉えているのであれば、あえて消費税をオンするということもあると思います。こうなると、税務の問題ではなく、取引条件の話になります。
米良先生
大変参考になりました。
丁寧かつ分かりやすい回答をありがとうございました。
本投稿は、2021年03月11日 16時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。