インボイス制度について
無知なので教えてください。
Q1. △事業(課税事業者)が×事業(免税事業者)に仕事を依頼。
この場合、△事業が×事業に支払うと思いますが、インボイス制度が始まる
と△事業が×事業への消費税も△事業が納税することになる、△事業が損を
するという理解で良いのでしょうか。
Q2. Q1と逆の場合はどうなるのでしょうか。
×事業(免税事業者)が△事業(課税事業者)に仕事を依頼。
支払は×事業が△事業に支払うと思います。
この場合は、×事業の消費税の納税は無し、△事業も損はないので
しょうか。
無知な質問ですみませんが、どうしても国税局の案内や説明では言葉も難しくきちんと理解できているか不安で、質問させていただきました。
税理士の回答
消費税の納税額は、原則として売上に伴って受け取った消費税から仕入や経費支払に伴って支払った消費税を差引いて計算します。この差引くことを仕入税額控除といいます。
インボイス制移行後は、現在認められている免税事業者からの仕入や経費支払いに伴って支払った消費税の仕入税額控除が段階的に縮小され、最終的にできなくなるということです。
Q1 ✕事業への消費税を△事業が納税するのではなく、上記の通り、✕事業へ支払った消費税の仕入税額控除ができなくなるので、結果として△事業は金額などの条件が同じであれば、現状より消費税の納税額が多くなります。
Q2 △事業も✕事業も、金額などの条件が同じであれば現状と何ら変わりません。
インボイス制度とは、簡単にいうと免税事業者の消費税が収入になること(益税と言います)を、課税事業者である取引相手の仕入税額控除を制限することで、無くしていこうという主旨と考えられます。
本投稿は、2021年10月15日 09時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。