インボイスについて
インボイスについてお聞きしたいです。
①インボイスは、個人事業主・業務委託で1000万円以下の人が対象とのことですが、インボイスのメリットデメリットを教えてほしいです。
今のところ、1000万円以上の人は何もしなくてよくて、1000万円以下の人が辛い思いをしそうな未来しかありません。
②親会社から登録指示がない場合、インボイスの登録はしなくていいとのことですが、インボイスはいつでも登録(申請)できるのでしょうか?
③親会社から登録指示がない場合は、親会社が消費税を支払ってくれるのでしょうか?
④消費税を支払わなかった場合、どのような対応になるのでしょうか?
お手数ではございますが、ご回答いただけますと幸いです。
税理士の回答
インボイス制度に対する認識が間違えています。
令和5年10月1日以降、適格請求書(インボイス)発行登録事業者でない事業者は請求書等で消費税を記載して請求できなくなり、登録事業者でない事業からの課税仕入に係る消費税の仕入税額控除ができなくなります。
詳細は、以下の国税庁サイトをご確認ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice_about.htm
①対象は全ての事業者です。課税売上高が1,000万円超(以上ではありませn)でも登録事業者に申請しなければインボイス発行事業者になれません。
メリットデメリットは事業者によって異なりますので一概に言えませんが、取引の相手先が登録事業者の場合、上記の通り非登録事業者からの課税仕入に係る消費税の仕入税額控除ができなくなりますので、取引を縮小される可能性はあります。
➁他人から指示されるものではなく自身で判断することです。指示ではなく要請になると思いますが、判断するのはご自身です。
免税事業者がインボイス登録事業者になろうとすれば、なろうとする前年末までに課税事業者選択届出書を提出して自ら課税事業者になった上で、登録申請をします。
個人事業者の場合、1月1日から登録事業者になるのが原則なので登録までの期間(書面提出は約1カ月、e-Tax提出は約2週間と国税庁は案内しています)を考慮して申請する必要があります。
③他人の消費税を代わりに払ってくれるという制度は現在もありません。
➃消費税を支払わないのでなく、貴方が登録事業者でなければ、販売先がインボイス登録事業者であれば上記の通り仕入税額控除ができなくなりますので、現状より販売先の消費税の納税額が増加する可能性がありますので、貴方との取引を縮小する可能性はあります。
取引先(親会社)とよくご相談の上でご判断下さい。
こちらでインボイス制度の詳細を事細かく説明することはできませんので、先の国税庁サイトで理解できなければ税務署に聞きにいくなどして理解を深めることをお勧めします。
本投稿は、2022年07月11日 10時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。