法人での投資にかかわる税金
法人で投資信託を売却して利益が出た際はどのような税金がかかるのでしょうか?
源泉分離課税が法人にも適用されるのでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
投資信託の売却益は、法人の通常の事業所得と同様に扱われ、益金として計上されます。
法人の場合、投資信託の売却益に対しては、その法人の適用税率に基づいて法人税が課税されます。
投資信託の売却益は、「(投資)有価証券売却益」の勘定科目で計上されます。
売却損が生じた場合は、「(投資)有価証券売却損」として計上されます。
特定株式投資信託(ETFなどの上場企業株式を対象とした投資信託)からの配当金については、一部が益金不算入の対象となります。
配当金の20%相当額が益金不算入となります。
投資信託の分配金受取時に源泉徴収された所得税は、法人税の前払いとして扱われます。
この源泉徴収税額は、確定申告時に法人税額から控除できます。
丁寧なご回答誠にありがとうございます。
本投稿は、2024年09月08日 13時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。