大学生フリーランスの所得と課税についての質問
大学在学中の学生です。個人としてWEBサイト制作の仕事を受託し、現在までに70万円の収入がありました。なおクライアントとの1回限りの直接契約で来年以降の収入の見込みは0円です。また給与収入等はありません。成人の東京特別区在住者です。
これらを前提情報として以下4つの質問があります。
1.上記の内容は勤労学生控除の要件に該当しますか?する・しないとその理由を合わせて教えて下さい。
2.上記の収入で仮に必要経費が0円だった場合、課税される所得の目安額を教えて下さい。
3.上記の内容から想定される課税の種類と可能であれば予想される課税目安額を教えて下さい。
4.税理士の皆様の視点から見て、このような相談内容のケースにおいて注意すべき点がありましたら教えて下さい。
税理士の回答

私の分かる範囲で記載させて頂きます
参考になれば幸いです
ご質問の収入は雑所得と考えられます。
その場合の所得計算は 収入金額 - 必要経費 = 所得金額 となります。
これを前提として。
1.上記の内容は勤労学生控除の要件に該当しますか?する・しないとその理由を合わせて教えて下さい。
勤労学生控除の要件は下記の通りです。
(1) 給与所得などの勤労による所得があること
(2) 合計所得金額が65万円以下で、しかも(1)の勤労に基づく所得以外の所得が10万円以下であること
(3) 特定の学校の学生、生徒であること
詳しくはhttps://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1175.htm参照
ここで問題になるのが、上記で計算した所得金額が65万円以下に該当するかどうかになります。
2.上記の収入で仮に必要経費が0円だった場合、課税される所得の目安額を教えて下さい。
収入 70 - 必要経費 0 =70万円-所得控除=課税所得
となります。所得控除が質問から判りませんので、仮に基礎控除だけだとすると
70-38=32万円×税率5%×復興所得税1.021=所得税額 の計算となります。
3.上記の内容から想定される課税の種類と可能であれば予想される課税目安額を教えて下さい。
後は、ご本人に住民税が、それと親御さんの所得税の扶養家族から外れますので、その分親御さんの所得税・住民税等が増える可能性があります。
4.税理士の皆様の視点から見て、このような相談内容のケースにおいて注意すべき点がありましたら教えて下さい。
特例計算の制度で「家内労働者等の必要経費の特例」があります、これに該当すれば、必要経費として65万円が控除することができます。
もし、適用になれば所得金額が5万円となりますので、税金等はすべて対象外となります。
ご質問からは詳しいことが分からす、また、こうしたコーナーでの確定判断は難しいですので、一度所轄税務署にてご相談されてはどうでしょうか。
尚、質問の理解が間違っていましたらご容赦ください。
では、参考までに
本投稿は、2016年10月08日 03時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。