増資について
資本金1000万円(1株5万円)の会社で繰越利益剰余金は5,000万円、株主資本は6,000万円の会社を経営しております。今回新株を発行する際に100万円出資してもらう際に、1株5万円として20株発行すると税金の問題(贈与など)はありますか
税理士の回答
1株5万円で資本金が1000万円ということは、発行済み株数は200株と考えられます。
従って、増資前の株価は1株当たり30万円(6000万円÷200株)と計算されます。
そこに1株5万円で20株を新たに発行しますと、増資後の株価は次の様になります。
(6000万円+100万円)÷(200株+20株)=277,273円
つまり、既存の株主さんは、増資が行われたことによって1株当たりの価値が22,727円減少したことになります。一方で、新株を引き受けた人は、1株277,273円の株式を5万円で取得できたことになります。
このような場合には、既存の株主さんから新株を引き受けた人に価値の移転があったとみなして、新株を引き受けた人に贈与税が課されることになります。
本件の場合、贈与とみなされる金額は次のようになります。
(277,273-50,000)×20株≒455万円
この場合の贈与税は、約44万円となります(一般贈与の場合)。
第三者割当の増資の場合には、時価よりも安価な価額で発行してしまいますと贈与税の課税の問題が生じますのでご注意ください。
宜しくお願いします。
本投稿は、2017年08月05日 11時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。