家族が設立した法人に対する貸付について、貸す側の調達金利はどのように扱うのが適切でしょうか?
家族が設立した法人の設立時資金として、3000万円ほど提供するのですが、この資金の調達のために私が個人として借入するため、金利が発生します。
なお、この資金は資本金(出資金)とはしない予定で、長期的には返済してもらうことを想定しています。
1。法人側は、役員借入金として計上し、個人側で負担する金利も支払ってもらって問題ないでしょうか
2。個人側は、この金利は雑所得となるのでしょうか?個人事業主ではありますが、貸金業ではありません。
3。個人側で支払う金利は、経費処理等で相殺することは可能でしょうか?
よろしくお願い致します。
税理士の回答

1。法人側は、役員借入金として計上し、個人側で負担する金利も支払ってもらって問題ないでしょうか
はい。問題ありません。
2。個人側は、この金利は雑所得となるのでしょうか?個人事業主ではありますが、貸金業ではありません。
はい。雑所得(その他)となります。
3。個人側で支払う金利は、経費処理等で相殺することは可能でしょうか?
はい。可能です。
利息収入から支払った利息を差し引きした金額が所得となります。
よろしくお願いいたします。
早速のご回答ありがとうございました。
下記について、例えば個人が支払う金利と法人から受け取る金利が同額であれば、雑所得もゼロで申告不要、と理解して良いでしょうか?
また、極論ですが、法人から金利を受け取らなかった場合は、雑損として計上可能でしょうか?
"3。個人側で支払う金利は、経費処理等で相殺することは可能でしょうか? "
利息収入から支払った利息を差し引きした金額が所得となります。

法人から受け取る利息と個人で支払う利息が同額でしたら、
雑所得もゼロで申告不要です。
法人から利息を受け取らない場合は、雑損ではなく、雑所得ゼロとなります。雑所得がマイナスにはなりません。
よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年08月26日 11時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。