会社の純資産を増やす方法
会社の事業の一つに人材派遣業を検討しているのですが、人材派遣業の要件に、「資本金や資本余剰金などの純資産の合計が2,000万円以上かつ1,500万円は現預金で有する】という条件があります。
例えばですが、
①会社が役員に1,000万円貸して、
(会社は1,000万円の債権者で1,000万円の資産となる?、また、役員は1,000万円を会社から借金)
②その役員がその1,000万円を会社に入れて増資する
(会社は1,000万円の増資)
①と②で会社の純資産が2,000万円となる。
というのは可能ですか?
よろしくお願いいたします。
ちなみに、、、
現金としては借入など含めて1,500万円ほどはあります。
また、節税の保険で2,500万円ほど積み立ててあります。(これは純資産にはならないですよね?)
税理士の回答
①は純資産ではなく貸付金という資産ですから、純資産は増えません。
②税法上の問題ではありませんが、常識的に考えれば一種の循環取引で会社法等の他の法令に違反すると思います。弁護士にお問い合わせください。
従いまして、①と②で純資産は増えません。
借入は負債、保険は保険積立金であれば資産なので、純資産ではありません。
貸借対照表をご確認ください。右下の純資産の部が純資産です。
本投稿は、2021年11月30日 15時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。