不動産投資の経費を意図的に過小申告しても問題ないですか?
不動産投資の経費を意図的に申告せず不動産所得を黒字にして、土地取得に要したローン金利を経費から外さずに済む方法は問題ありますか?
つまり、経費の過小申告を意図的に行ってもよいか知りたいです。
不動産所得が赤字の場合「土地取得に要したローン金利」を除くと大幅に不動産取得が黒字になり逆に所得税が増えてしまうため、質問しています。
税理士の回答

金田恵治
本件、経費の過少申告自体は問題ないのですが、実は「過少申告は不要」です。
不動産所得が赤字になると、「「土地取得に要したローン金利」」が全額損金にできなくなる」との解釈のもとに過少申告をお考えになったものと思います。
しかし、正確には「損失の金額は、損益通算の対象となりません」ということになっており、逆に言えば「不動産所得がゼロ円になるまでは「土地取得に要したローン金利」を経費にできる(一部は経費にできる)」ということになります。
参考:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1391.htm
(「概要」の2が該当)
本投稿は、2024年05月24日 05時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。