本業と副業(法人)の所得税について
本業と副業(法人)で所得税の取り扱いについて質問です
本業:外資系IT起業(副業可)
副業:イーコマース事業の株式会社を1か月以内に設立予定
本人の役割:代表取締役社長。妻も取締役就任予定
副業としてアパレルのイーコマース事業を行うのですが、初年度は赤字決算になることが予想されます。その際、会社の赤字分を本業の所得と合算して、節税を行うことは可能でしょうか?
また下記のような項目を副業の法人で経費として計上しようと考えております。
・所有マンションの一部屋分をオフィス費
・社用車リース、駐車場代
本業とは別に副業として法人を有している場合のアドバイス(節税など)をいただけると幸いです。
税理士の回答

法人と個人間での損益通算、といった仕組みには日本の税制上なっていないため、損益通算することは出来ません。
本業、というのは給与でしょうから。個人所得と法人所得との間になりますので。
実際に事業に利用すれば良いのですが、私的な部分の利用が含まれている場合、その部分を控除する必要がありますね。
第三者(税務署)の方が聞いて納得するような、合理的な説明は申告者がしなければいけませんので、少なくとも実態に即した説明資料を準備されると宜しいのかと存じます。
あくまで、実態ベースなので、税務、というよりは第三者が聞いて、そうですね、と思うようなものであることが前提。その上で、合理的に数字上の按分をすることになります。

副業の法人の赤字分を、本業の個人の給与所得との合算による節税はできません。
副業の会社のオフィス費として、個人に賃料を支払う場合は、個人での不動産所得の申告が必要となります。
その他、法人の実態があれば、収入に見合う経費計上は可能と思います。
お二人ともご回答いただき、ありがとうございました。
大変参考になりました。
本投稿は、2018年05月30日 17時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。