有限会社から個人事業主への変更
はじめまして。現在、有限会社製造業で従業員2名の会社を営んています。
過去の相談を拝見すると、有限会社→個人に変更することに向いているのは、
(1)赤字が続いていて大きく回復する見込みの少ない法人 ○
(2)従業員が5人未満の場合や飲食業など一定の業種の法人 ○
(3)不動産などの移転すべき固定資産がそれほど多くない法人 ?
(4)許認可の必要でない事業又は許認可の再取得が難しくない法人 ○
とありました。
この場合、機械設備がある関係で(3)が問題になるのかなと思っています。
売上が3,000万円いかないぐらいの規模の会社で、減価償却がほぼ終わっているような古い機械ばかりですが、固定資産の移転にはかなり費用がかかるのでしょうか?
ご回答宜しくお願い致します。
税理士の回答

文面から分かる範囲内でお答えいたします。
固定資産の移転に関する費用は個人が会社に対して機械類を買うときに支払う代金のみかと思われます(機械類の移動はないかと思います)。
会社をたたみ個人事業にするときは、機械類は時価で会社から個人に引き渡す事になっております。
すなわち、個人が会社に適当なを払って引き取ることになります。
この場合時価が問題になります。目安としては同じものを中古販売業者がいくらで売るかというのがあります。わからないときは帳簿価格、償却資産税を計算する上での価格も参考になるかと思います。
取引ですが、個人から会社に貸し付けていれば、それと相殺することによって金銭の動き無しで行うことができます。
ご参考になれば幸いです。

機械装置の帳簿価格で、法人から個人に売却することとなりますが、ほとんど費用はかからないと思います。
法人の繰越欠損金がある場合は、利用されたほうがよろしいと思います。
本投稿は、2018年06月06日 07時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。