法人成りに当たっての資産の移動について
初めて質問させていただきます。
美容室経営者で今年の4月から法人成りしました。
個人事業主(消費税課税事業者)は廃業し、その際店舗の設備(テナント内装)や備品などを法人に移すのですが、調べたところ
現物出資
譲渡(売却)
贈与
賃貸
の方法が見つかりそのうち税負担が少ないものはどの方法になりますでしょうか?
今年は1〜3月 450万の所得
4月〜12月 360万の給与(役員報酬月40万)
移す資産は約1300万です。
法人の利益は月150万です。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

榎本幹郎
法人成りの際には、税負担の面もそうですが、手続上スムースに済む方法が個人的にはよいかと思います。
その点で考えますと、現物出資は、設立手続きが煩雑になりますし、賃貸の場合は、個人側で継続的に確定申告が必要になります。
一般的には、譲渡で処理することで、個人側は廃業手続と合わせて申告が済ませられるので、譲渡がよいのではないでしょうか。
ちなみに、贈与の場合も、無償の譲渡は、みなし譲渡ということで、時価での取引が求められます。ようするに個人側で譲渡所得、法人側で受贈益の計上が発生。
本投稿は、2019年08月07日 03時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。