「同じような業種の法人を複数設立することのメリット・デメリット、問題点について」
請負業務をメインの業務としている株式会社Aを運営していましたが、諸事情によりもう1社株式会社Bを設立し、同じ業務内容で会社運営を始めようと思っています。
同じ業務内容ではありますが、違いは、
・B社は、価格設定を高くし、高品質な業務の提供を行う会社、A社は安価で大量に業務を行う会社というイメージです
・B社で請け負った業務をA社に発注することも考えています
このような業務のすみわけで運営する事に問題はありますか?
メリット・デメリットも教えていただけますでしょうか?
税理士の回答
対比する考え方として、別法人を作らず社内ブランドとして異なる業務を行う部門を新設する方法があります。
この場合は、名刺などの広報活動において「Aチーム」「Bチーム」などとすればよいだけですから、別法人に比べて格段に事務手続きが楽です。
別法人を作る場合は、会社運営コストがかさみますし、両者で同じ機器や事務所、従業員を使う場合も経費の割り振りに会社間での取り決めを行うことも必要で煩雑です。
別法人のメリットとしては、両部門それぞれが十分な利益が出るようになれば、法人税が節約できることがあります。お互いの業務内容に干渉せず、仕事ができるのもメリットに感じられるでしょう。
個人的には、新規部門が軌道に乗るまでは同じ会社で別ブランドとして事業を行い、軌道に乗れば別法人化、という流れが良いように思います。
本投稿は、2019年10月09日 13時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。