法人化します。ただ、法人設立を一つにするか二つにするか迷っています
私の職業はアーティストです。収益が上がってきたのでこの度法人化する予定です。
私が活動に専念できるように、それ以外の業務を全部受けてくれるサポート役が1人います。業界でのやりやすさとして、アーティストの私が全面ではなく、そのサポート役を代表者にした会社が必要なのですが、そこで悩んでいます。
サポート役1人の会社と私の会社を別々に作り互いが取引をしているというスタイルにするか、それとも、サポート役を代表にして私は従業員というスタイルで法人設立は一つにするか、どちらが良いのか判断が付きません。
何か気づいたことなど、ご助言あれば是非よろしくお願い致します。
税理士の回答

森田有為
こんにちは。
本件は税理士によって様々な見解になるため、あくまでも私であればこう考えるとご理解をお願いいたします。
結論から申し上げますと、会社1つの場合と会社2つの場合を比較して業界でのやりやすさが変わらないのであれば、会社1つがよろしいと考えます。
一般的に、法人が2つになれば事務・管理のコストが2倍になります。その観点からシンプルさを重視すれば法人を1つにするのがよろしいと考えます。また、会社を別々に作り互いが取引をしているというスタイルの場合、ご相談者様の会社の取引先はサポート役1人の会社のみになるでしょうから、業界や他者にはご相談者様の会社の存在は見えないはずで、その点でもご相談者様の会社を別々にする合理性があまりない印象です。
ただし、法人化のそもそものきっかけが業界でのやりやすさというご事情であるため、業界でのやりやすさのためには法人が2つ必要である何かしらのご事情があれば、法人を2つにすべきと考えます。
どちらのスタイルであっても、ご相談者様は法人から給与を受け取ることになりますので、ご相談者様の収入の種類と金額は変わりません。
どうぞよろしくお願いいたします。

森田有為
連続投稿で失礼いたします。
まず会社1つでスタートして、それだと業界でのやりやすさがあまり良くない場合は、その時点で会社2つにするという考え方もあります。
どうぞよろしくお願いいたします。

境内生
一般的には法人の所有者は株主ですのでご自身が100%株主になることをお勧めします。業務運営においてサポート役が全面に出られた方がよいのであれば代表取締役をその方にやっていただき、ご自身は平取締役でよいのではないかと考えます。仮に内輪もめが生じた場合でも、100%株主であれば代表取締役を解任することもできますので安全かと考えます。役員報酬については行う業務に応じて報酬をとればよいので平取締役だからといって代表取締役より報酬を少なくしなければならないということもございません。
本投稿は、2020年04月26日 01時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。