仕入と棚卸しについて
個人事業主で美容サロンをしており、
仕入、棚卸しを初めてするので2点ほど質問があります。
①調べると分記法と三分法、他にもある様ですが下記の仕訳で間違いないか教えて頂きたいです。
商品購入 @5,000円×10コ
9/1 商品(借方)50,000/現金(貸方)50,000
売上
9/15 現金(借方)15,000/商品(貸方)10,000
商品売買益5,000
12/31 在庫45,000円分
上記の仕訳の場合、年末の棚卸し作業は不要でしょうか?また、仕入れた商品は販売と施術で使うものとありますが「仕入」ではなく「商品」として仕訳して間違い無いでしょうか?
②12月末仕入、支払いが翌年の場合の仕訳について教えて頂きたいです。
商品購入 @5,000円×10コ
2023/12/31
商品(借方)50,000/買掛(貸方)50,000
2024/9/15
買掛(借方)50,000/普通預金(貸方)50,000
長くなり申し訳ございません。
ご教示頂けますと幸いです。
税理士の回答

奥村瑞樹
①調べると分記法と三分法、他にもある様ですが下記の仕訳で間違いないか教えて頂きたいです。
ご記載いただいている仕訳は分記法になりまして、仕訳自体は間違いありませんが、期末の在庫は40,000円(@5,000円×8個)かと思います。
なお、実務的には分記法を用いている場合は殆どないかと思いますので、以下の三分法での記載をおすすめいたします。
9/1 仕入 50,000/現金 50,000
9/15 現金 15,000/売上 15,000
12/31 繰越商品 45,000/仕入 45,000
上記の仕訳の場合、年末の棚卸し作業は不要でしょうか?
分記法の場合は、棚卸「仕訳」は不要ですが、適切な在庫管理の観点から棚卸自体はやってもよろしいかと思います。
②12月末仕入、支払いが翌年の場合の仕訳について教えて頂きたいです。
分記法の場合ですと、ご記載いただいている仕訳で間違いございません。
三分法の場合は下記となります。
2023/12/31
仕入 50,000/買掛金 50,000
2024/9/15
買掛金 50,000/普通預金 50,000
細かく教えて頂きありがとうございます。
とてもわかりやすく勉強になりました。
追加で一点教えて頂きたい事があります。
月末の棚卸しをする際の仕分けですが、下記の仕分けだと間違いになりますか?(ご返信頂く前に再度調べた際に下記の仕訳の記載がありました)
12/31 商品45000/期末商品棚卸高45000
仕入勘定を仕入れた際に使ってるので、そもそも棚卸の際に商品勘定を使うのは間違ってるのでしょうか?
勉強不足で申し訳ございません。
ご返信いただけると幸いです。
よろしくお願いします。

奥村瑞樹
月末の棚卸しをする際の仕分けですが、下記の仕分けだと間違いになりますか?
ご記載いただいた仕訳でももちろん問題ありません。
極論を言ってしまえば、細かい科目名の違いに意味はありませんので、そこまで気にしなくて良いと思います。
貸方が期末商品棚卸高でも仕入でも、どちらにしても売上原価を計算するためだけの科目ですので、どちらでも良いです。
商品についても同様になります。
お忙しい中早速のご返信ありがとうございます。
売上原価を計算する為だけの科目…そうなんですね。勉強不足でした。
ご丁寧にありがとうございました。
本投稿は、2024年01月17日 09時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。