白色申告の前払金の記帳について
Amazonのネット物販を行っております。今年初めて白色申告を行う予定です。
昨年末(2024)に仕入れと支払いを終えた商品は、「前払金」として資産勘定となり、商品が納品されているのであれば、今年(2025)「仕入高」として振り替える必要があると認識しているのですが、仕入れを行った商品が今年(2025)すでに納品されている場合は、どのように計上すればよろしいのでしょうか?
納品がすでに終えているのであれば、支払いが昨年(2024)であっても、資産勘定として計上せず、今年(2025)の仕入れ、経費として来年申告すれば良いのでしょうか?
弥生の白色申告オンラインを使用しております。ご助言お願い致します。
税理士の回答

石割由紀人
白色申告における前払金の記帳について、Amazon物販の場合、以下の2つのケースで考えます。
昨年末に支払い、今年の期首時点で未納品の場合: 昨年末に「前払金」として計上し、今年納品時に「仕入高」へ振り替えます。弥生では、昨年末に前払金の仕訳、今年に仕入高への振替仕訳を行います。
昨年末に支払い、昨年末までに納品済みの場合: 原則、昨年末に「仕入高」として計上します。白色申告では現金主義が認められるため、支払時に経費計上も可能ですが、継続適用が必要です。今年仕入れとして計上も可能ですが、昨年末支払分は昨年の経費とするのが原則です。弥生では、今年納品時に仕入高として計上します。
白色申告は簡易な帳簿で済みますが、正確な経営状況把握のため、原則に沿った処理が望ましいです。
本投稿は、2025年02月12日 21時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。