事業主貸を利用した場合について
翌期、白色申告での確定申告を予定をしています。
事業で使っている口座から、私用の引き出しをしました。
事業主貸として処理するのですが、趣味で始めたソフトウェア開発のため、元入金がありません。
元入金の借方残高というのは大丈夫なのでしょうか?
また、翌期年間120万ぐらいの売上を予定しています。継続的な売上になります。
ただ、本職は企業に勤めているのですが、雑所得とみなされ青色申告はできないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
元入金は年末時点の資産と負債+青色控除前の所得の差額でしかありませんので、ご質問のような場合は、貸方にマイナスで表示されることになります。
会社の資本金とは全く異なります。
副業を事業所得で申告するか雑所得で申告するかは、納税者の判断に委ねられていますが、事業所得と認められるためには客観的に見て社会的地位が事業と認められることが必要であると、過去の国税不服審判所の公表採決事例や判例で示されています。
社会的地位が事業というのは、一般的にその収入で生計を維持しているものと考えられますので、生計を維持している主要な収入が給与であれば事業所得と認められる可能性は低いと思います。
本投稿は、2021年02月22日 11時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。