主人の退職に伴う扶養控除(年末調整)
          パートで主人の扶養内で働いておりますが、夫がうつ病で長期休職しておりました。期限がきて11月末で退職することになりました。すぐに転職できる目処がたちません。
私は、パート先で年末調整の入力を11月初めに行うのですが、12月からは、夫の扶養ではなくなるという考え方で合っていますでしょうか。また、今年度のうち、12月だけ扶養を外れるとすれば、私のその際の申告方法はどのようになるのでしょうか。
甲乙欄などの区別があるとお聞きしたのですが、影響はありますでしょうか。        
税理士の回答
 
    
    石割由紀人
                      ご主人が11月末で退職する場合、12月からはご主人の扶養に入らないという考え方で基本的には正しいです。扶養の基準は、年末時点の状況で判断される場合が多いため、年末調整の段階では、まだ扶養として処理されることが多いです。しかし、ご主人が退職された後、健康保険や年金の扶養認定は、その時点で見直される可能性があります。
ご主人が退職後、会社の健康保険からは外れるため、あなた自身が社会保険に加入するか、国民健康保険に加入することが考えられます。年末調整とは別に、この手続きが必要です。
パート先で年末調整を行う場合、通常は「甲欄」で処理されることが多いです。ただし、別の所得が発生し、「乙欄」での処理が必要になる場合は、給与が重複する場合や、扶養条件に変化がある場合です。あなたが複数のパート先で働いていない限り、現状では「甲欄」での処理が引き続き適切です。                    
詳しく回答下さりありがとうございました。
今年度はいつも通り年末調整を行えば良いとの事で安心しました。
来年分の扶養控除申請書は、来年1月の最終週頃に提出するのですが、今年と同じように入力しても問題ないでしょうか。(主人の収入など例年の金額にしても大丈夫でしょうか。)
健康保険加入については考えておりましたので、詳しく調べたいと思います。
 
    
    石割由紀人
                      ご主人が11月末で退職し、来年の収入の見通しが立っていない場合、来年分の扶養控除申請書は今年と同じように入力することは避けたほうが良いかもしれません。以下の点に注意する必要があります。
1. ご主人の収入見通し
扶養控除申請書には、扶養する配偶者やその他の扶養親族がいる場合、その年の所得が一定の範囲内であることが条件となります。ご主人が今年末で退職され、来年の収入が大幅に減少するか、無収入となる場合は、来年の扶養控除申請書の記載内容が今年と異なる可能性があります。
2. 来年の扶養控除の判断
ご主人が来年も扶養の条件に該当するかどうかは、来年のご主人の収入が重要な判断材料です。もしご主人が転職されずに収入が少なくなる見込みであれば、扶養の条件に該当する可能性もあります。その場合は、扶養控除を申請することが可能です。
3. 正確な情報の入力
扶養控除申請書には、来年の収入見込みを基に記入する必要があるため、例年の収入金額でそのまま入力するのは適切ではありません。ご主人の収入見通しが不明な場合は、その旨をパート先に伝えておくことも検討されると良いでしょう。
総合的には、ご主人の今後の収入状況を確認しながら、年明けに申請書を提出する際に正しい情報を入力することが重要です。                    
本投稿は、2024年09月09日 16時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。
 
 
                           
                           
                           
                           
                           
                           
                           
                           
      





