扶養控除等申告書の提出について
私は、大学生でアルバイトをしています。
今年の扶養控除等申告書の提出をしないまま働き続けてしまいまいした。
親は、会社に扶養控除等申告書を提出しており、私の名前も記載されているようです。
私は、三兄弟の長男で、来年度からは就学支援制度の拡充により、来年からは大学の授業料が半額となる予定です。
今年の扶養控除等申告書を提出していないと、そういった支援が受けられなくなってしまう可能性はありますでしょうか。また、今年の親の特定扶養控除がなくなってしまう可能性はありますでしょうか。
扶養控除等申告書が未提出の場合に起こりうる、不利益について詳しく教えてください。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
こんにちは。
扶養控除等申告書の提出をしている場合には、年末調整が行われて正しい所得税の計算が行われることになります。
しかし扶養控除等申告書の提出がない場合には、会社は質問者様の年末調整をすることができせんので、質問者様自身で確定申告をしなければ正しい申告・納税をすることができません。(ほとんでの場合に所得税負担が多くなります。)
ご両親が受ける特定扶養控除の判定は、質問者様の年収が103万円以下であるかどうかによりますので、質問者様の扶養控除等申告書の提出の有無に左右されるものではありません。
主な不利益は所得税の負担増であるものと思われます。

豊嶋彩子
扶養控除等異動申告書は、主となるお勤め先に提出する書類で、提出することにより、勤労学生控除等の所得控除を受けることができます。また、源泉徴収税額が甲欄となります。年末調整を受けるときも必要です。
未提出ということですので、給与から源泉徴収されていないか、乙欄で徴収されているのではないかと思います。
合計所得金額が48万円以下であれば、扶養控除等異動申告書を提出していないこと自体は税金の計算上は問題ありませんし、扶養親族でなくなることもありません。ただ、乙欄で源泉徴収されているということですと、確定申告をすれば還付の可能性があります。
大学の就学支援制度については、税金とは直接関係ありませんので、関係各所に問い合わせていただいた方かよいと思います。ただ、扶養控除等異動申告書の提出の有無は合計所得金額に影響を与えるものではありません。
ご回答いただきありがとうございました。
扶養控除等申告書について理解が深まりました。
ご回答いただいた内容で、親の扶養が外れないということで少し安心しました。
本投稿は、2024年12月05日 08時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。