不動産収入がある状態でパートに出た場合の税金や手取り額について
《不動産収入がある状態でパートをした場合、扶養控除から外れない最高年収額と扶養控除から外れてしまったときにかかる税金と手取り額の目安についての質問》
不動産収入が月25000円あるのですが、
扶養控除から外れないように外で働こうと思うと年間いくらまで稼いでも大丈夫でしょうか?
また、
不動産収入が月25000円ある状態で年間80万円程稼ぐとどれくらい税金などで引かれて手取りはいくらくらいになるのでしょうか?
個人で調べても分からず、
教えて頂けるとたすかります。
宜しくお願い致します。
税理士の回答

不動産収入に関する必要経費は年間でいくら位になるのでしょうか。
必要経費の金額によって、ご質問に関する回答が異なって参ります。おおよその金額で結構ですので、不動産収入を得るための経費をお知らせください。
宜しくお願いします。
早速のお返事ありがとうございます。
不動産収入も少ないので必要経費が無いと今は考えております。
不動産収入が少ない場合でも事務用品やガソリン代、電話料金など必要経費にしてもよいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
①不動産所得は、収入―必要経費=不動産所得の金額になります。
パートは、給与所得になります。
②給与所得は、収入―給与所得控除額最低額65円=給与所得の金額になります。
①+②=38万円以下であれば、扶養の範囲になります。
下記は、概算です。
300,000円+800,000円―65万円=450,000円
所得税は、「450,000円―380,000円(基礎控除)」×5%=3,500円
住民税は、「450,000円―330,000円(基礎控除)」×10%=12,000円

ご連絡ありがとうございます。
不動産収入に関する経費が無い前提で考えますと次のようになります。
① 不動産所得(白色)の金額:25,000×12=30万円
② 扶養から外れないための給与収入:(38万+65万)‐30万=73万円
従って、扶養から外れないためには、給与収入を73万円以下に抑える必要があります。
次に、不動産収入が月25,000円、給与収入が年80万円ある場合の税金は次のようになります。なお、所得控除は基礎控除のみと仮定しますので御了承ください。
① 所得金額:30万+(80万‐65万)=45万円
② 所得税:(45万‐38万)×5.105%=3,500円
③ 住民税:(45万‐33万)×10%=12,000円
(上記金額はあくまでも概算ですので御了承ください。)
ありがとうございます。
大変恐縮ですが、
もう少し教えていただけると助かります。
扶養控除を外れてしまうと、
主人の厚生年金や社会保険からも外れてしまうのでしょうか?
ネットにはいろんな情報がありすぎて分からなくなってしまいました。
教えて頂けると助かります。
よろしくお願い致します。

所得税等の扶養控除の判定と、社会保険の扶養(被扶養者)の判定は異なります。
社会保険の被扶養者に該当するかどうかは、年間の収入金額の見通しが130万円以下かどうかになります。
経費のない不動産収入が年30万円と考えますと、給与の収入金額が100万円以下であれば社会保険の被扶養者は維持できるのではないかと思われます。
なお、詳細につきましては社会保険労務士か日本年金機構にお尋ねください。
宜しくお願いします。
お返事ありがとうございます!!
調べてみても混乱するだけで答えが見つからず困っていたのですが、分かりやすく丁寧に教えていだきとても助かりました。
私の質問の仕方も下手で伝わるか心配でしたが、こちらが知りたいことを的確に分からない私にも分かりやすい言葉で丁寧にご指導頂きました。大変親切にご対応頂き本当にありがとうございました!
分からないことがあればまた頼りにさせていただきたいです。
本日はお忙し中ほんとうにありがとうございました^_^!
本投稿は、2018年10月25日 13時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。