医療費控除の控除額について
子供が歯の矯正をすることになり、歯科医から医療費控除の対象になると言われました。そこで質問なのですが、共働きをしている会社員です。主人は住宅ローン控除で税金が控除されています。私の収入は主人の1/2くらいなのですが、私が医療費控除した方が税金の戻りは多いのでしょうか?
また、矯正の料金は一括前払いか分割か選べると言われたのですが、今年度で一括して医療費控除の確定申告を一回するのと、分割にして今年度と来年度に分けて確定申告するのではどちらが税金の戻りが多いのでしょうか?
ご回答よろしくお願い致します。
税理士の回答
お世話になります。
同じ世帯で生計が一緒、という前提でお話しさせて頂きます。
所得税の税率は 階段状に税率が上がります。課税所得に対して。
従いまして、医療費控除は所得が多い人で控除することが一般的です。
高い税率を使う分、引かれる税金が大きくなります。
よってご主人の方が収入が高いのでしたら、ご主人で医療費控除した方が良いと思います。
次に、今年だけでするのと、今年と来年度に分けてする話ですが、これはケースバイケースです。
医療費控除は毎年、10万円切り捨てて計算しますので、複数年度だと20万円切り捨てることになります。
大きな医療費が矯正代だけでしたら、20万円切り捨てると大分控除額が目減りします。
1回か2年に分けるかについては、上記と家計へのインパクトを合わせて
ご検討されてはいかがでしょうか。
なお、細かくいうときりが無いので、だいたいの基本的な回答、ということにさせて頂きます。
よろしくお願いいたします
お返事頂きありがとうございました。同じ世帯で生計が一緒の場合、所得が多い方が申告した方が戻りが多いとのご回答でしたが、主人は住宅ローン控除で所得税は0になっています。その場合でも所得が多い方が申告した方が戻りが多いでしょうか?
お世話になります。
原則的には、やはり所得が多い人で医療費控除した方が良いと思います。
住宅ローン控除で所得税から引ききれなかった分は、住民税から引けるルールがありますので。
住宅ローン控除して所得税は0になってますが、そもそも住宅ローン控除無ければ所得税が発生してるはずです。
その所得税が医療費控除により減ると、住宅ローン控除の残りが住民税に回りますので、住民税の納付額が減ることになります。
ただし住民税にも相応のルールがありますし、住民税の控除される前の金額までは分かりかねます。
従いまして、一般的な回答ということとさせて頂きます。
本投稿は、2019年09月09日 15時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。