年を跨ぐ不妊治療助成金と医療費控除に関して
(1)令和3年の一般医療費 約7万
(2)令和3年の不妊治療費(令和3年1/1〜12/31)約42万
(3)令和4年現在の不妊治療費(令和4年1/1〜) 約30万見込み
があります。
不妊治療助成金は令和4年に(2)+(3)の合計72万で申請し、45万の上限MAXで貰う予定です。
助成金からあぶれる金額と一般医療費を医療費控除として申請したいのですが、その方法に関して質問です。
【質問1】
令和3年分の医療費控除を行う場合、来年に受け取る予定の助成金を補填内容に入れてしまうと
(2)令和3年の不妊治療費(令和3年1/1〜12/31)約42万-予定助成金45万 となり、医療費控除が出来なくなるのですが、これは医療費控除を諦めるしかないですか?または、助成金は按分して記入すれば通りますか?
【質問2】
助成金の按分が可能な場合、感覚的に助成金を按分し、補填として記載しても問題ありませんか?(正式な計算方法が見つかりません)
この場合、翌年の医療費控除では按分の残りを補填額として記載する以外、特別な手続きは不要の認識で合っていますか?
【質問3】
助成金はまだ申請すらしていない為、
(1)令和3年の医療費 約7万
(2)令和3年の不妊治療費(令和3年1/1〜12/31)約42万
合計49万で医療費控除(補填額なし)で申請した方が良いのでしょうか?
【質問4】
上記の方法で、改めて翌年に確定申告をする場合
(3)令和4年不妊治療費(約30万見込み)に対して、その年に受け取った助成金が45万とオーバーすることになりますが、どのように記載するのでしょうか?
【質問4】
質問1〜3の方法が無理な場合、今回は医療費控除をせず、令和5年に改めて不妊治療費の医療費控除をしたいのですが
令和3年治療費(2)+令和4年治療費(3)の合計72万で申請し、助成金として貰った45万のあぶれた27万円分で申請したいのですが、令和4年分の申請内容の中に令和3年の治療費を記載しても問題ないのでしょうか?
長文となりましたが、ご回答頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い致します。
税理士の回答
【質問1】
不妊治療の医療費から控除する金額は以下の通り按分します。
令和3年 45万円×42万円/72万円=262,500円
令和4年 45万円×30万円/72万円=187,500円
【質問2】
按分の方法は質問1の回答の通りです。各年の助成金等の金額は医療費控除の明細書の(5)に記載して確定申告書に添付するだけです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/02/pdf/ref1.pdf
【質問3】
見積額でも質問1の回答の通り按分して各年分の医療費から差し引きます。
実際に受給を受けた金額が見積り額と異なった場合は、令和3年分の修正申告又は更正の請求をします。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/59.htm
【質問4】
質問1の回答の通り各年分に按分しますので、そのようにはなりません。
【質問5】として回答します。
質問1の回答の通り、医療費と助成金は各年で対応させる必要がありますし、医療費控除はその年に支払った分が対象で過去分を計上することはできませんので、ご記載のようなことはできません。
長々とした質問を、早速にご回答頂きありがとうございました。
計算方法やリンク先もご教示頂き、感謝申し上げます。
本投稿は、2022年01月16日 15時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。






