お手伝いに支払う謝礼金について(受け取りは年金受給者)
お掃除のお手伝いに支払う謝礼金にかかる税金について質問させてください。
管理形態が自主管理のマンションに住んでいます。持ち回りでマンションの修繕工事や会計などの運営をまわしています。今年は人手が足りないので知り合いの方(年金受給者)に謝礼を支払う形でお手伝いをお願いしようと思っています。
お支払いする相手が年金受給者の場合、謝礼金(雑所得)が20万未満であれば源泉徴収・確定申告は不要と考えて大丈夫でしょうか?
なお、謝礼金はマンションの維持管理費からではなく、今年の役員のポケットマネーです。雇用契約は結びません。
税理士の回答

ご相談内容については微妙な部分がありますが、本件について「お掃除のお手伝いに支払う謝礼金」は、役務の内容等にもよりますが税務上の「家事使用人」いわゆる家政婦に相当するものと考えます。個人の家庭において、その家族の指揮命令のもとで家事全般に従事している者であり、この場合には源泉徴収の必要はありませんが、その謝礼等の支給は原則給与とみなされます。給与所得控除がありますので「謝礼金が20万未満であれば源泉徴収・確定申告は不要と考えて大丈夫」と考えます。
源泉徴収義務者とは(国税庁ホームページより抜粋)
対象税目 源泉所得税
概要 会社や個人が、人を雇って給与を支払ったりする場合には、その支払の都度支払金額に応じた所得税および復興特別所得税を差し引くことになっています。所得税および復興特別所得税を差し引いて、国に納める義務のある者を源泉徴収義務者といいます。
源泉徴収義務者となる者
常時2人以下のお手伝いさんなどのような家事使用人だけに給与を支払っている個人は、その支払う給与や退職金について源泉徴収をする必要はありません。
ご教示いただきありがとうございます。
・今回のパターンは給与としての扱いになる
・20万未満であれば源泉徴収・確定申告は不要と考えてよい
・本件はそもそも源泉徴収義務者には該当しない
・雇い人が二人までなら源泉徴収義務者に該当しない
とのこと承知しました。
関係者に展開し、候補者に稼働協力依頼を出すことにします。お忙しいところお手数おかけしました。
本投稿は、2023年01月28日 11時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。