複数の雑所得がある場合、確定申告は所得、経費ともに合算で問題ないでしょうか?
副業でインターネット事業を業務委託と個人と2種類行っています。
初めての確定申告で不安があり、申請に際しタイトルに記載した複数の雑所得を収入、経費ともに合算して申告して良いか教えていただけると幸いです。
また、申告に際し必要な準備などがございましたら合わせてご教示いただけると幸いです。
(下記に整理した事業A・Bそれぞれ領収書を分けて保管しておく、など)
▼整理
下記2種類の雑所得がございますが、確定申告を行う際は合算して問題ないでしょうか?
※金額は例です。
A(業務委託):2023年の収入合計が30万円 / 経費:1万円 →雑所得29万円
B(個人):2023年の収入合計が2万円 / 経費:5万円→雑所得−3万円
▼ご相談事項
AとBの収入合計で32万円、経費合計6万円で雑所得26万円として確定申告を行なう形で問題ないでしょうか?
また、開業届は出しておりませんので白色申告になる?理解ですが、提出書類はどういったものが必要になりますか?
税理士の回答
雑所得同士の損益は通算できます。なので、合算で構いません。
A・Bともに請負になりますので、厳密に分ける必要はありません。
副業とのことであり、お尋ねの規模だと、雑所得でよろしいかと思います。
ご回答いただき誠にありがとうございます。
説明が不足しており申し訳ありません。
例で挙げましたA・Bに関しまして、Aは業務委託ですが、Bは完全に私が趣味で行っている事業(と呼んでいいのか・・・)でして、請負ではございません(イメージ的にはブログやYouTubeといったもので、趣味の延長でアフィリエイト収益を得るような内容になります)。
この場合、Bが雑所得であることに変わりはないかと思うのでA・B合算で問題なさそうでしょうか?
ちなみに経費に関しても追加でご質問したいのですが、
A・B共に経費が発生していますが、きちんと業務委託や個人の事業で使っているものの場合、
たとえプライベートでも使用していても家事按分は不要の理解であっておりますでしょうか?
(家賃や電気代といったものが家事按分が必要な項目なのかなと考えておりました)
※そもそも白色申告のため家事按分というものはできない?のかなと思いつつ・・
知識不足で誠に恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いでございます。
何卒よろしくお願いいたします。
趣味の延長は、事実認定のお話なので、断定的なお話はできません。
「収益化をもくろんで開始したものの、結果的に経費が先行したため赤字になった」などの事情があれば、雑所得の赤字となると思われますが、客観的な事実を示す資料と赤字に至ったことに対する税務署の判断がどうなるかです。
【追加について】
逆に雑所得は、むしろ収入を得るための因果関係が強く求められます。
なので、家事関連費は、按分するほうがよろしいかと考えます。
ご回答いただきありがとうございます。お返事が遅くなり大変失礼しました。
追加で2点確認させてください。
・個人で行っている事業(YouTubeやブログといったもの)は収益化を目論んでおりますが現状は赤字という状態です。 記事を書くために購入したもの、作業用に整えた環境の費用は経費として計算したいと考えておりますが、こちらは問題なそうでしょうか?
(前述した通り別で実施している業務委託の仕事の収入・経費と合算して総雑所得を算出する予定です)
※業務内容は異なりますが、どちらもインターネット関連事業と大きく括るとひとまとめにできそうだと考えております
・確定申告について、雑所得の申請時にふるさと納税と住宅ローン控除の申請(初回)もまとめて行いたいと考えております。こちらは同じタイミングにまとめて申請可能でしょうか?
1ポツについて
具体的には、事実認定の話になりますので、税務署の判断は、すべての原因や行動及び結果を考え合わせることと思います。したがって、この場での断定的なアドバイスはできかねます。前回の回答以上の判断はできかねることをご理解願います。
2ポツについて
まとめて申告可能です。
早速ご回答頂き誠にありがとうございます。2点ともに承知しました。
知識不足のため何度も質問してしまい申し訳ありません。
税務署の判断というのは申告後に内容に関して何も指摘等がなければ問題なかったという感じになりますか?
申請内容(もしくは申請しようとしている内容)が問題ないかをは事前に確認はできない感じでしょうか?
←税務署に行って相談してみる、など。(藪蛇になりそうであればその点ご教示頂けますと幸いです)
1.おっしゃるとおり、申告後の内容について何も指摘等がなければ問題なかったという感じになります。日本の税制は、申告納税制度と言って、自分で「こうですよ」と申告して、その申告に対して審査や調査をして間違いがあったときに指摘をするという構造になっています。
2.事前の確認は、事実関係がはっきりしているときに、「その事実関係ではこうですね。」というアドバイスになります。なので、事前の保証はできないというのが正直なところです。
ご丁寧にご回答頂き誠にありがとうございます。承知いたしました。
全てまとめて申請をあげてみて、何か指摘が入った際に対応する形で進めたいと思います。
また質問が生じた際はこちらにてご連絡するかもしれませんが、その際は何卒よろしくお願いいたします。
本投稿は、2023年12月17日 18時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。