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最終仕入原価法での棚卸資産の評価について

いつも回答ありがとうございます。
トレカの個人販売において、ある会計期間の仕入総額が200000円で、仕入個数が5000点です。
期末の在庫が700点で、最終仕入の仕入単価が160円の場合、棚卸価格が112000円になってしまいますが、問題ないのでしょうか?
一つ前に購入した商品の購入価格が2500円で仕入れ個数210点で、仕入れ単価が11.9円なのですが、こちらを採用した方が良いのでしょうか?

税理士の回答

期末の在庫が700点で、最終仕入の仕入単価が160円の場合、棚卸価格が112000円になってしまいますが、問題ないのでしょうか?


最終仕入原価法としての評価であれば、ご記載いただいたとおりかと思います。

そもそもなのですが、仕入単価がそこまで大きく違うのはカードの種類によるものなのでしょうか。
そうであれば、カードの種類ごとに在庫の金額を算定する方が適切でありますし、適切な利益計算にもつながるかと思います。

回答ありがとうございます。抽象的過ぎて、申し訳ありません。

例えば、私は今期に遊戯王のカードのみを販売しました。
期末にB・C・Dという種類のブースターパックのカードが残っているとします。ブースターパックはどれも1パック5枚入とします。カードはパックではなく、空けてバラで販売しています。

今期
12/28にCを@50円で10パック購入
12/29にBを@50円で10パック購入
12/30にCを@40円で10パック購入
12/31にDを@80円で10パック購入
また、Bから排出されるEというカードを@100円で   3枚購入しました。

12/28以前に仕入れたカードは全て売却し、12/28以降の仕入カードを一つも販売しなかった場合、

期末資産の評価額は
(1)最終仕入原価法から、最終日の最後の時間に@100円で、Eというカードを購入していて、さらに、全て同一のカードゲームのカードなので、
100×(50+50+50+50+3)=20300円

(2)Cの最後の購入は12/30、Dの最後の購入は12/31、Bの最後の購入は12/31。最終仕入原価法からカード1枚あたりの仕入単価は、
B:@100円、C:40÷5=@8円 D:80÷5=@16円
より、100×53+8×100+16×50=6900円

と2通り思いついたのですが、
どちらが正確でしょうか?
大変長文なのですが、御回答頂けるとありがたいで
す。

詳細をご記載いただき、ありがとうございます。

(1)と(2)であれば、(2)が適切かと思いますが、Bから排出されるEの取扱いがちょっと難しいかなとも思います。

まず前提としまして、カードの中でも高く売れるものとそうでないものがあり、100円で購入したBから排出されるEは他と比べて高く売れるという認識でよろしいでしょうか。
その場合、高く売れる前提で購入した単価と、高く売れないカードが出る可能性があるカードの単価を同一にするのが少し違和感がありますので、例えば下記のようにしてはいかがでしょうか。
購入したB10パック(50枚)の中から、Eが2枚出た場合の単価の考え方です(高く売れるEが出た場合は@100円で算定。それ以外はパック購入の単価)。

B:50÷5=@10円
Bのカードのうち、Eの枚数5枚(@100円)=5×100=500円
その他のBのカード48枚(@10円)=48×10=480円
Bのカード合計 980円

なお、CとDはご記載いただいたとおりになります。


ここまで記載しておきながら恐縮ですが、
・どちらの単価を採用したとしても、すべて売却した場合の合計の利益は同一(年度は異なりますが)であること
・金額がそこまで大きくないこと
から、基本的な考え方(最終仕入原価法)があっていれば、どちらでも良いかもしれません。

丁寧な回答ありがとうございます。(2)の考え方で計算してみようと思います。
Eの扱いですが、これはBのカードと別の扱いにして、50×10+100×3=800円とするのは問題ないでしょうか?よろしくお願いします。

Eの扱いですが、これはBのカードと別の扱いにして、50×10+100×3=800円とするのは問題ないでしょうか?


そのようにしていただいて問題ないかと思います。

本投稿は、2024年01月16日 11時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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